インデックスデジタルは3月23日、いわゆるクローン携帯電話についてアンケートを行い、結果を公表した。全体の7割が、クローン携帯は存在すると考えていることなどが分かった。
調査は、「WISHパネルネット」で3月11日から12日にかけて行われたもの。シーエー・モバイルの提供する「えむろと」会員を対象に、2725件の有効回答を得た。
クローン携帯とは、実在する携帯電話と同一の番号を持った不正な端末のこと。クローン携帯を「知っている」と答えたユーザーは、全体の76.6%に達した。また、「存在すると思う」と答えたユーザーは、全体の69.5%を占めた。
仮に存在するとして、何が怖いか問う項目では「身に覚えのない金額を請求されるのでは」が91.8%で最多。「詐欺やいたずらに利用されるのでは」は、66.9%だった。
一方で、クローン携帯の被害を疑ったことが「ある」ユーザーは、全体の6.9%。「ない」の77.1%を、大きく下回った。「不安はあるものの、当事者になったことはないというレベルにとどまっている」(インデックスデジタル)。被害を疑ったユーザーの中には、「債権会社から身に覚えのない請求が来た」「身に覚えのない発信履歴があった」といった、クローン携帯には直接関係ないと見られる事象を報告するユーザーもいたという。
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