米Googleは10月1日(現地時間)、モバイル版「Googleマップ」のAR道案内機能「ライブビュー」に追加した4つの新機能を紹介した。いずれも向こう数日から数週間をかけてロールアウトしていく見込み。
ライブビューは、Googleマップでナビを開始すると画面左下に表示されるピンのアイコンをタップすると使えるAR道案内機能。端末のカメラに映る周囲の映像に目的地に向かうための矢印などの情報が表示される。
東京、大阪、京都を含む世界24都市で、その土地のランドマーク(高いビルや塔など、目印になる建築物)をライブビューで表示するようになった。ランドマークと目的地との関係から、道順がより分かりやすくなりそうだ。
これまでライブビューは徒歩でのナビに表示されてきたが、「交通機関」タブからも開けるようになる。例えば地下鉄の駅から地上に出てどちらの方向に行けばいいか分からなくなるような人には便利だろう。
Googleマップに2017年からある「現在地を共有」機能で位置情報を共有している相手の位置を「ライブビュー」で確認できるようになった。
Googleマップ上で共有している相手のアイコンをタップし、画面右下のライブビューアイコンをタップする。スタートボタンをタップすれば、相手の位置を目的地としたライブビューでのナビが始まる。
この機能は9月にPixelシリーズで一足先に利用できていたものだ。
ライブビューの基盤技術である「global localization」を改善し、標高を考慮するようにしたことで、目的地のピンの位置表示をより正確にした。
従来は、現在地と目的地に大きな高低差がある場合、ピンの位置が正確に表示されないことがあった。以下は、サンフランシスコの例だ(右がより正確な位置)。
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