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iOS 14では“背面タップ”でスクショを撮れる 他にも便利なショートカットあり

» 2020年10月29日 14時44分 公開
[井上晃ITmedia]

 iOS 14では、iPhoneの背面をダブルタップまたはトリプルタップすることでショートカット操作が可能になった。この機能を活用すれば、「アクセシビリティ」関連の機能も簡単に呼び出せる。また、頻繁に使う機能を素早く実行したり、通常両手が必要なスクリーンショットなどの操作を片手でこなしたりするなどの応用も可能だ。

 今回は、背面タップの設定方法と、実際に使ってみた印象をお伝えする。

「背面タップ」を設定するには

 iPhoneで「背面タップ」機能を設定するには、まず「設定」アプリを起動し、「アクセシビリティ」の項目にある「タッチ」を選択する。次に、同画面下部にある「背面タップ」の項目を選び、ショートカット起動したい機能を選択しよう。

 背面タップ操作には「ダブルタップ」と「トリプルタップ」の2種類が用意されており、それぞれに別々の操作を割り当てられる。

iOS 14 「設定」アプリを起動(写真=左)。「アクセシビリティ」をタップする(写真=右)
iOS 14 「身体機能および操作」の欄にある「タッチ」をタップ(写真=左)。「タッチ」画面の下部にある「背面タップ」の欄をタップしよう(写真=右)
iOS 14 「ダブルタップ」または「トリプルタップ」を選択(写真=左)。割り当てたい機能を選択しよう(写真=右)
iOS 14 設定が済んだら、後はiPhoneの背面を指でダブルタップまたはトリプルタップすることで指定の機能を実行できる

テキストの修正やスクショが簡単に

 筆者は、ダブルタップに「シェイク」、トリプルタップに「スクリーンショット」を割り当てて使ってみた。端末を大きく振らずとも、テキストのタイプミスや変換ミスを修正できるし、片手でスクリーンショットを撮るのも、電車内などで役立つと思ったからだ。機能をうまく起動できたときには、確かに便利だと感じる。

 一方、背面タップを実際に使った印象として、タップする際のリズムや強度にはややコツがいるとも感じた。100%狙い通りに機能を呼び出すのは、慣れてもなかなか難しいというのが本音だ。無理にダブルタップとトリプルタップを分けて利用せず、慣れないうちは両方に同じ機能を割り当てておいてもいいだろう。

 ちなみに、背面タップで起動できる機能は下記に列挙するようなアクセシビリティ関連の機能が多い。一方、「ショートカット」で作成した機能も割り当てられるので、アクセシビリティ関連機能の割り当てが不要な場合にも、設定次第では、スマートホーム家電の操作などにも利用できるだろう。これから同機能を活用するという人は、いろいろと試してみて自身の使用スタイルに合った機能を割り当ててほしい。

背面タップに割り当てられる機能

  • アクセシビリティショートカット
  • Appスイッチャー
  • Siri
  • Spotlight
  • コントロールセンター
  • シェイク
  • スクリーンショット
  • ホーム
  • 音量を下げる
  • 音量を上げる
  • 画面をロック
  • 簡易アクセス
  • 消音
  • 通知センター
  • AssistiveTouch
  • VoiceOver
  • ズーム
  • 音声コントロール
  • 画面の読み上げ
  • 拡大鏡
  • 反転(クラシック)
  • 反転(スマート)
  • 下にスクロール
  • 上にスクロール
  • ショートカット(「ショートカット」アプリで作成したもの)

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