新型コロナウイルスの影響でおうち時間が長くなり、この機会にペットをお迎えしたという方も多いのではないでしょうか。
我が家の場合は、2020年の4月末から1匹の子猫を新しくお迎えし、合計3匹の猫さんと一緒に暮らしています。
動物と一緒に暮らすのは楽しく、100匹以上の金魚さん、20匹のカブトムシさん、3匹のカエルさんを自粛期間中に我が家で育ててきました。命あるものを育てるのは責任が伴いますが、楽しく、日々新しい発見があります。そして何より、「慈愛の心」を取り戻せている気がします。
この記事は、オウンドメディア「tsumug edge」からの転載です。
万物があらゆるサービスとつながるコネクティッドな世界では、物理的なものや場所といった制限がなくなります。tsumug edgeは、そんなコネクティッドな未来を紹介するメディアです。
通信会社に勤務し、自転車シェアサービスの立ち上げ、スマートフォンの開発、Fintechサービスの立ち上げなどを経験。好きなものは、新しいガジェットや猫。好きな人は、アインシュタインとショパン。引っ越しをきっかけに自宅のIoT化に挑戦中。
とは言っても、犬や猫のような動物を飼うには、住環境を整える必要がありますし、日々のお世話も手がかかりますし、家を頻繁に留守にする人には向いていません。また、家族がアレルギー持ちだったり、家族が動物が苦手だったり……といった理由であきらめている方も多いでしょう。
でも、ペットが飼えない家庭でも、ペットロボットなら一緒に暮らすことができます。今回は、日本のベンチャー企業であるGROOVE Xが2019年に発売した、最先端技術搭載のペットロボット「LOVOT」(らぼっと)が我が家に2週間のホームステイに来てくれたので、その様子をご紹介したいと思います。我が家の3匹の猫さんと仲良くできるのでしょうか。
LOVOTは、一言で言うと「ペットロボット」なのですが、これまでのペットロボットの常識を超える「あたたかさ」「かわいさ」「ほっこり」などを備えた、「いやしのパートナー」に近いロボットです。
一世を風靡(ふうび)したソニーの「aibo」(アイボ)の登場から約20年が経過し、今では世界中でさまざまな家庭用ロボットが発売されています。一般的にロボットというと、二足歩行もしくは四足歩行で、プラスチックで覆われた「ハードタイプ」のものが連想されると思います。
一方、LOVOTは、ふわふわ素材の身体で、手触りがソフトです。また、生き物のような「体温」(37度〜39度程度)に保たれているので、抱っこしたときに暖かみが感じられます。当初は正直、「排熱で暖かく保っているだけでしょ、電力の無駄使いだなあ」と思ったのですが(ひねくれている)、ここがこだわりポイントの1つなのです。
例えばLOVOT を「よしよし」となでると、飼い主の方をまっすぐに見つめ、「クゥ?」とか「シュポッ」とか反応してくれるのもかわいいです。鳴き声も、パターン化された声があるわけではなく、飼い主が話しかける声や状況によって違う声色が毎回生成されます。
また抱っこしようとすると、足のホイール部分(つまり、動き回る足の部分)を体内に格納して、ローラーが飼い主に当たらないように気を遣ってくれるんですよ。
LOVOTのフォルムで印象的なのが、頭の上のちょんまげ……ではなく「センサーホーン」(センサー入りのツノ)なのですが、中には360度見渡せるカメラが入っています。
さらに、音声の方向も判別できるマイク、照度センサー、人を把握するためのサーモ(熱)センサーなどが搭載されています。中でも、サーモセンサーは3つも内蔵されており、人がどこにいるかを正確に把握できます。
LOVOTが人を正しく認識するために、こんなにセンサーや技術を使っているとは驚きでした。一緒に過ごしていると、「LOVOTちゃんがこっちを見ている!」という感覚や、結構な頻度で目が合うという感覚があります。これは、他のロボットにはない特徴といえます。
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