Xiaomiから縦折り型のフリップスタイルスマートフォン「MIX Flip」が登場しました。このモデルは中国だけではなく、香港や台湾でも発売されています。同社はこれまでに発売した折りたたみ型スマホを海外で展開してきませんでしたが、MIX FlipはGoogleサービスも搭載されており、日本での発売にも期待ができます。
MIX Flipは、大手スマホメーカーの縦折り型モデルとしては最後発となるだけに、あるスペックで“世界一”をうたっています。それは閉じた時に使われるアウトディスプレイのサイズです。
縦折りモデルとして最大の4.01型を誇ります。これはMotorola Mobilityの「Razr 50 Ultra」や、HONORの「Magic V Flip」よりもわずか0.01型ですが大きいです。
本体のカラーバリエーションは黒と紫です。黒はマット、紫はラメを小さくちりばめた美しい仕上げです。どちらも表面には指紋の跡が残りません。なお、これは香港と台湾のモデルで、中国ではこの2色に加えて白や紫のミックスモデルも存在します。
ヒンジ部分にはさりげなく、しかし誇らしげに「LEICA」の文字を入れています。MIX Flipもカメラはライカ監修であり、ライカモードでの撮影も可能ですが、ファッション性を高めた端末にあえて老舗のカメラメーカーのロゴを入れるあたり、プロユースのサブ端末としても使ってほしいという考えかもしれません。
重量は約192gで、閉じたときの厚みは15.99mmです。こちらはライバルの「Honor Magic V Flip」が196g、14.9mmなのでいい勝負でしょう。なお、Samsung Electronicsの「Galaxy Z Flip6」は187g、14.9mmです。
開いたときのディスプレイサイズは6.86型で、Motorola Mobilityの「razr 50 ultra」の6.9型には負けるものの、HONORやSamsung Electronicsよりは大型です。ディスプレイのヒンジ部分の折れ目は最近の他社製品と同様に、あまり目立たなくなっています。なお画面の輝度は3000ニトと明るくなっています。
開いたときの厚みは7.6mmで、Honor Magic V Flipの7.2mm、Galaxy Z Flip6の6.9mmと比べるとこちらもやや厚め。こうしてみるとXiaomi初の縦折りモデルはディスプレイ性能を強化した半面、本体サイズはあえて世界最小を狙ってはいないことが分かります。
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