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mixiアプリ簡単に作れる「ポコポコアプリ」 知識もサーバも不要で

» 2009年07月16日 13時26分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 ITベンチャーのトリグラフは7月16日、Webブラウザ上でテンプレートに入力するだけで、mixiアプリを作れる無料サービス「ポコポコアプリ」を公開した。自作のHTMLファイルやFlashファイル、お気に入りのTwitterアカウントの更新情報などを貼り付けたmixiアプリを、簡単に作って公開できる。

画像 HTMLアプリ作成ページ。ブログ入力フォームのようなエディタに入力する。テキストエディタを呼び出し、HTMLコードを直接書くこともできる

 通常、mixiアプリを作るには、JavaScriptやOpenSocial、XMLの知識が必要。専用のXMLファイルを設置するサーバも用意する必要がある。ポコポコアプリなら、Webブラウザ上のフォームに入力するだけでmixiアプリを作成でき、サーバも不要だ。

 例えばHTMLアプリなら、ブログの入力フォームのようなリッチテキストエディタにテキストや画像を入力するだけで、OpenSocialに準拠したXMLファイル「ガジェットXML」としてサーバに保存。登録ボタンを押せば、mixiアプリ登録画面に移動する。ガジェットXMLのURLなど必要事項は自動で入力されるため、アプリの説明などを補足するだけで、mixiアプリとして公開できる。


画像 FlashアプリはflvファイルのURLを指定するだけでOK

 Flashアプリの場合も、専用フォームでflvファイルのURLを指定するだけでOK。flvファイルを埋め込んだガジェットXMLを作成し、mixiアプリとして登録できる。

 特定のTwitterアカウントのタイムラインを表示する「Twitterアプリ」、RSSを読み込んで表示する「RSSアプリ」、お気に入りのYouTubeチャンネルを登録できる「YouTubeアプリ」、ニコニコ動画のマイリストを表示する「ニコニコ動画アプリ」もそれぞれ、URLやIDを指定するだけで作成可能だ。


画像 RSSアプリも、フィードURLを入力するだけだ

 あらかじめmixi Open IDでログインし、mixi上で開発者登録「Developer登録」をしておく必要がある。OpenSocialに準拠したサービスのため、mixi以外の対応サービスでも使えるが、まずはmixi向けとしてPRしていく。

 「mixiアプリを作ってみたが、とても難しかったので」――同社取締役の物部英嗣さんは開発のきっかけをこう話す。「mixiアプリ制作には、OpenSocialを学び、XMLファイルを置くサーバを用意するなど、面倒な準備が必要。プログラミングの知識がない人でも、簡単に作れるようにしたかった」

 無料サービスだが、アプリの直下に「powered by Triglav」と同社の社名を記載し、テキスト広告枠を設置。会社のPRに役立てるほか、広告収入も見込む。mixiアプリをプロモーションに活用したい企業と組んで宣伝用アプリ制作・配布なども行い、収益化につなげる計画。アプリ開発に慣れた開発者向けサービスも拡充していく予定だ。

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