Googleが2月10日公開した「Google Buzz」は、GmailでTwitterのようにテキストを投稿できるようにするソーシャル機能だ。Google日本法人によると、徐々に公開を進めており、近日中には全ユーザーに提供するという。
Google BuzzはGmailの機能の1つとして追加される。「バズ」と呼ばれるメッセージや画像、YouTubeの動画を投稿したり、ほかのユーザーをフォローしてメッセージを閲覧できる。ユーザーやフォロワーの投稿を時系列に沿って表示し、バズに対する返信はスレッドのように表示する。投稿文字数に制限はない。コメントの公開制限をしない一般公開と、指定したユーザーのみにコメントを公開する限定公開を用意した。
新しいバズが投稿されると受信トレイに通知が届く仕組みを設けたほか、Gmailでよくやりとりをする相手を自動的にフォローする機能、TwitterやFlickr、Picasa Web Albumなどのフィードを取り込む機能も搭載する。
Twitterに直接投稿することはできないが、「GoogleのミッションはWebをオープンにすることで、オープンソーシャルにも取り組んでいる。機能を付けない理由はまったくない。今後開発していきたいとは思っている」(同社の倉岡寛プロダクトマネージャー)という。
投稿フォームにURLをペーストすると、飛び先のWebページに掲載された画像を一覧表示し、URLとともにサイト内の画像を投稿できる機能も備えた。YouTubeへのリンクを張ることも可能で、YouTubeにアクセスしなくてもバズの画面上で動画を再生できる。
「マイクロブログのようなカジュアルなコミュニケーションスタイルが普及している。そのスタイルには、コミュニケーションプラットフォームであるGmailもうまく融合するのではと開発をスタートした」(倉岡プロダクトマネージャー)
同社が開発するリアルタイムコラボレーションツール「Google Wave」との違いについては、「プロジェクトにかかわる共同作業を行うサービスがWave、友人とカジュアルな会話を共有するサービスがBuzzというイメージ」(倉岡プロダクトマネージャー)だという。
Android OS 2.0以降を搭載した端末やiPhoneにもWebアプリとして対応する。現在、APIの一部を公開しているが、今後公開範囲を広げオープン化を進めていきたいとしている。
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