Appleは3月11日、iOS 6から導入した地図アプリの日本地図データを大幅に改善した。不可解な地名表示などの誤りが改められているほか、地図表示も見やすくなっている。
東京都昭島市に表示されていた「パチンコガンダム駅」など、不自然な地名はかなり改善されているようだ。地図上に表示されるアイコンの種類や数などもチューニングされて見やすくなっている。また以前はただの高層ビルだった東京タワーの3Dモデルが東京タワーらしく形作られているといったアップデートもある。
ただ、ネットでは早速確認したユーザーから細かな誤りなどは依然として残っているという指摘が多く、先行するGoogleマップに追いつくにはまだまだ時間がかかりそうだという印象だ。
クラウド上の地図データが更新されているため、ユーザーはアプリやOSのアップデートは不要で新データを利用できる。
Appleは2月、iOS 6.1.1のbetaで日本地図のデータを大幅に改善することを予告。(1)ルート案内で発音を改善、(2)乗り換え駅や地下鉄、信号のインジケーターの追加、(3)高速道路の色を緑に、(4)病院や郵便局などのアイコンの改善と東京駅や皇居、東京タワーの3Dモデルの追加──といった内容が含まれているとしていた。
iOS 6の地図アプリはリリース当初、多数の誤りや精度の低さが指摘され、Appleのティム・クックCEOが謝罪した上でほかのアプリを推奨したり、iOS責任者が辞任する事態になっていた。
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