Nokia、初のWindows RT 8.1タブレット「Lumia 2520」を発表

　フィンランドNokiaは10月22日（現地時間）、アラブ首長国連邦のアブダビで開催中の年次カンファレンス「Nokia World」で、米Microsoftの「Windows RT 8.1」を搭載する10.1インチタブレット「Lumia 2520」を発表した。同社としては初めてのタブレットになる。

　今秋中に米国、英国、フィンランドで発売する。価格はMicrosoftの「Surface 2」と同じ499ドル。

背面はLumiaシリーズ独特のくっきりした色だ（キーボードは別売）

　Microsoft以外からWindows RT 8.1タブレットが発表されたのはこれが初めてだ。Nokiaの携帯端末事業はMicrosoftが買収すると発表しており、取引は2014年3月までに完了する見込み。

　10.1インチのディスプレイの解像度は218ppiとあまり高くないが、プロセッサは米QualcommのSnapdragon 800（2.2GHz クアッドコア）で、670万画素のフロントカメラはCarl Zeiss製のレンズだ。また、LTEをサポートする。

色は赤、白、黒、青の4色。黒と青はマット仕上げだ

　Windows RT 8.1なので「Office Home and Student 2013 RT」がプリインストールされており、その他にNokiaの独自アプリであるコンテンツ編集アプリ「Nokia Storyteller」、動画編集アプリ「Nokia Video Director」、「HERE Maps」などもプリンストールされている。

HERE Maps

　別売の「Nokia Power Keyboard」はカバーにもなるキーボードで、5時間分のバッテリーも内蔵。USBポートも2つ備える。価格は149ドル。