米Dell Technologiesは2月18日(現地時間)、傘下のセキュリティ企業RSAを米投資会社Symphony Technology Groupに売却することで合意に達したと発表した。総額は20億7500万ドル(約2283億円)で、取引は向こう6〜9カ月以内に完了する見込み。
Dellは2016年に米EMCを670億ドルで買収した際にその傘下のRSAも獲得した。EMCは2006年にRSAを約21億ドルで買収した。
RSAは世界最大規模のセキュリティカンファレンス「RSA Conference」の開催でも知られている。Dellはこのカンファレンスの他、RSA Archer、RSA NetWitness Platform、RSA SecurID、RSA Fraud、Risk Intelligenceなどの製品やサービスも手放すことになる。
Dellは発表文で、「過去3年間、ビジネスと製品ポートフォリオを簡素化し、顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援することに取り組んできた。(中略)RSAの売却により、RSAはセキュリティの提供に集中できるようになり、Dellはテクノロジー全体の統合イノベーションに集中できるようになる」と語った。
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