暑い夏でもクーラーいらずの作業着「空調服」を製造・販売するピーシーツーピーはこのほど、「株式会社空調服」に社名変更した。来夏から空調服の本格販売を始める。
空調服は、背中に搭載した2基のファンが体全体に風を送って汗を気化し、体を冷やす仕組みの作業着(関連記事参照)。昨年夏に試作品を販売したところ「マスメディアに取り上げてもらい、空調服の名前が広く知れ渡った」(同社)ため、社名も空調服に変えて覚えやすくする。
昨夏は、半袖のYシャツタイプと長袖の作業服タイプを販売し、約8000着を売り上げた。来夏はサイズやカラー、素材の種類を増やして本格販売を始める。
来夏は、作業服とブルゾンタイプをラインアップ。サイズはSから4Lまで6種類、カラーはブルーやシルバー、モスグリーンなどを展開する。生地素材は、従来のエナメルとナイロン混紡からポリエステル100%に変えて“空調効果”をアップ。綿100%の長袖商品も発売する計画だ。
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