今回発表された3機種はいずれも「PCなしで活用できる」のがポイント。女性をターゲットにした「Colorio me:」(カラリオ ミー)はコンパクトなプリンタで、はがきやL版サイズ以下の用紙に対応する。
SDメモリーカードやメモリースティック、CF、xDピクチャーカードが直接読み込めるメモリカードスロットを内蔵し、PCに接続しなくてもその場で印刷が可能だ。PictBridgeとエプソンのUSB DIRECT-PRINTに対応するUSBポートも、前面に1基配置されている。
また、ビデオ出力用のコンポジット端子が背面にあり、デジカメで撮影した画像をTVで確認しながら印刷したり、スライドショーを楽しめるようになっている。
インクは顔料系の「つよインク」である「PX-Eインク」を採用し、耐光性80年、耐オゾン性30年。サイズは幅256×高さ163×奥行き154ミリとコンパクトで、重量も約2.7キロなため移動も簡単で、持ち運びに便利なように取っ手も付いている。
4月23日発売でオープンプライス。店頭予想価格は2万円前後。
PM-D1000は、ビデオデッキサイズを意識して作られたプリンタ。テレビラックの中に置いて利用できるようになっており、リモコンも付属するので、録画予約をするような感覚でプリントを楽しめるとのこと。
こちらもSDメモリーカードやメモリースティック、CF、xDピクチャーカードが直接読み込めるメモリカードスロットを内蔵しており、背面にコンポジット端子が配置されているので、デジカメで撮影した画像をTVに写しながらプリントできる。
また、フロントローディングで操作できるCDダイレクトプリント機能もあり、ラベル印刷も可能だ。
PM-D1000は6色の染料系のつよインク「PM-Gインク」を採用。カートリッジは各色独立だが、すべて前面からアクセス可能なので、インクの入れ替えなどは簡単にできるようになっている。
発売開始は5月を予定しており、オープンプライス。店頭予想価格は4万円前後の予定。
F-3200は35ミリやブローニーサイズ(最大6×18センチ)、4×5インチ版のフィルムから、最大読み取り領域153×102ミリの紙焼き原稿にまで対応できるスキャナ。付属の液晶ディスプレイに表示されるメニューを見ながら操作できるので、PCを介さずにスキャニングができるようになっている。
センサーには光学解像度3200dpiを持つ「α-Hyper CCD」を採用し、RGB各色16ビットの計48ビット入出力で読み取りが可能だ。インタフェースには、E-100やPM-D1000などと同様に12種類のメディアが利用できるメモリーカードスロットのほか、USB2.0×1、IEEE1394×1、USB1.1×1が用意されている。
なお、PM-4000PX、PM-3700CなどのA3対応プリンタや、PX-G900とF-3200をUSBケーブルで接続すると、「PhotoPC DIRECT」機能により、PCを経由しなくてもスキャンした画像を直接プリントできるのも特徴だ。
発売時期は夏頃を予定しており、オープンプライス。店頭予想価格は5万円台半ば。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.