「ずっとWindowsを使ってきたけど、最近Macが気になるかも……でもWindowsのちょっとしたテクニックや、フリーツールの便利さをMacで実現する方法は?」。スイッチャー予備軍のそんな不安をキレイに解消して、Macの世界へご招待しようというのがこの連載だ。第1回はMacで「YouTubeから動画ファイルをダウンロード」にチャレンジ!
YouTubeから動画ファイルをダウンロードするにはいくつか方法があるが、Windows環境でいちばん簡単な方法は、ブラウザと連動するダウンロードツールを利用するやり方だろう。
ブラウザで再生している動画ファイルのURLを取得してダウンロードする独立タイプのツールのほか、Firefoxの拡張やSleipnir用スクリプトも公開されており、いずれにせよ、事前の設定さえすませておけばワンクリック程度の操作で動画をダウンロードできる。ダウンロード完了後、自動的にほかの扱いやすい動画形式に変換する機能まで搭載しているツールも多い。
さて見せてもらおうか、林檎印のパソコンの実力とやらを!
Mac OSにもブラウザと連携するダウンロードツールは複数あるし、ダウンロード&変換に対応するツールもやっぱりある。Firefox用の拡張は基本的にOSに依存しないので、定番拡張「VideoDownloader」はMac環境でもそのまま使えたりする――なんとまったく不自由しない。スイッチャー予備軍の不安「Macに転向してもYouTubeからのダウンロードってできるの?」は完全解消だ!
さらに一押し! Macユーザーの中にもご存知でない方もいると思われるが、Macの標準ブラウザSafariは、何の補助ツールも使わずにYouTube動画をダウンロードできる機能を備えているのだ。
「ウィンドウ」メニューから「構成ファイル一覧」ウィンドウを呼び出すと、ウェブページを構成している全ファイルがリスト表示される。そこでYouTubeの動画再生ページの構成ファイルリストから動画ファイル本体をダブルクリックすればダウンロード開始。
あとは万能プレイヤー「VLC」や、QuickTimeプラグイン「Perian」で、FLVファイルをそのまま再生するもよし。前述の「iSquint」などでiPod用MP4に変換するもよしだ。
ちなみに、YouTubeは今後ビデオコンテンツのH.264化を進めていくらしい。そうなれば標準でH.264再生に対応しているMacの方がWindowsよりYouTubeフレンドリーってことになるかも……。
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