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ソニーは6月8日、「VAIO」の2010年PC夏モデルを発表した。同社は2010年5月からミニノートPC「VAIO P」の2010年夏モデルを先行して販売中だが、今回新たに7シリーズのノートPC、2シリーズのデスクトップPCを発表し、6月19日より順次発売する。従来同様、店頭販売向けの標準仕様モデルと、購入時に仕様が選べるソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルが用意される。
新ラインアップの注目機種としては、フルモデルチェンジを果たしたボードPC「VAIO J」、プラットフォームとデザインを更新したCULVノートPC「VAIO Y」、Netbookの新シリーズ「VAIO M」が挙げられる。
VAIO Jは主力の液晶一体型デスクトップPC。上位シリーズの「VAIO L」に似たループデザインのボディを新たに採用するとともに、21.5型フルHD液晶ディスプレイをはじめ、テレビ視聴・録画機能、Core i3/i5シリーズのCPUを搭載するなど、大幅にアップグレードした。店頭モデルの上位機種は、光学式タッチパネルによる液晶ディスプレイのマルチタッチ操作が可能だ。価格は店頭モデルが15万円前後から、直販モデルが9万9800円からとなっている。
VAIO YはCULV(Consumer Ultra Low Voltage)版CPUを採用した、13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載のノートPC。従来は上位シリーズの「VAIO S」とボディデザインの多くを共通化していたが、新モデルではボディデザインを刷新し、VAIO Sとの違いが明確になった。Calpellaプラットフォームの採用により、CPUをCore 2 Duo SU9400(1.4GHz)からCore i3-330UM(1.2GHz)に移行することで、基本スペックも高めている。価格は店頭モデルが11万5000円前後、直販モデルが6万9800円からだ。
VAIO MはNetbookの新シリーズ。従来の「VAIO W」をベースとして、よりコストパフォーマンスを追求している。10.1型ワイド液晶ディスプレイの解像度を1366×768ドットから1024×600ドットに下げ、キーボードをアイソレーション型からノーマル型に変更した一方、CPUはAtom N470(1.83GHz)に高速化し、USBポートも1基増やして合計3基としている。バッテリーの増量により重量は約1.4キロと重くなったが、駆動時間は約4.5時間に延ばした。価格は6万円前後だ。
そのほかのモデルは基本スペックを底上げしたマイナーチェンジが中心になるが、直販モデルにピンクやパープルといった色鮮やかな新カラーを追加するなど、カラーバリエーションの拡充に積極的だ。
なお、Netbookの「VAIO W」と薄型軽量モバイルノートPC「VAIO X」は店頭での販売が終了となり、今後は直販モデルのみ販売される。VAIO Xの直販モデルでは新色のピンクが追加されたほか、無線WANとWiMAXの同時搭載構成が選べるようになった。VAIO Wは2010年春モデルが継続販売されるが、CPUのメニューにAtom N470(1.83GHz)が追加されている。
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