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NECは9月12日、2011年PC秋冬モデル9シリーズ49モデルを発表。2011年9月中旬より順次発売する。
2011年冬商戦期/年末年始需要を想定した今回の新モデルは、タッチスタイルのタブレットボディを採用する新シリーズの追加、地デジ搭載液晶一体型PCの主力シリーズをデザインチェンジしたほか、NEC独自の「節電機能」「高機能・高性能」「地デジ対応」の特徴をより進化させ、旧PCからの買い換え需要を促すラインアップを用意した。
新シリーズの「LaVie Touch」は、薄く軽いボディで扱えるタブレットスタイルと、専用クレードル+ワイヤレスキーボード・マウスとともに使うデスクトップPCスタイルの「2Wayスタイル」で使い分けられる分離型のWindowsタブレットマシンだ。
タッチ操作とデスクトップPCそれぞれの使い方に最適化し、Webサイト/メール/電子書籍などを快適に楽しめるビューワとしての役割とPCとしての使い勝手を両立した設計を特徴とする。
本体重量は約729グラム、厚さは約15.8ミリ、10時間の長時間バッテリー動作、縦でも横でも見やすい10.1型ワイドのIPS液晶ディスプレイを採用し、フォト/電子書籍ビューワ、SNSサービス連携などタッチ操作と携帯デバイスならではのアプリケーションも豊富にプリインストールする。
高性能志向のAVノートPC「LaVie L」は、前モデルのコンセプトやボディデザインを継承し、クアッドコアのCore i7やBDXL対応のBlu-ray Discドライブ、8Gバイトのメインメモリなど、PCとしての性能を大きく向上させた。
AV機能フル搭載の上位モデルは、3D立体視、フルHD(1920×1080ドット)表示対応の15.6型ワイド液晶ディスプレイ、3波(地上デジタル/BSデジタル/110度CS)デジタル放送(ワイヤレスTVデジタル)に対応する。
スタンダードな主力A4ノートPC「LaVie S」は、ゴールド/レッド/ホワイト/ブラックより選択できる豊富なカラーバリエーションと薄型のボディ、購入しやすい価格帯を特徴とする。上位モデルは明るく見やすい「新スーパーシャインビューLED-EX2液晶」やBDXL対応Blu-ray Discドライブ、4Gバイトメモリ、USB 3.0などを搭載し、上位シリーズのLaVie Lシリーズに迫るスペックを備えている。
また、ワイヤレスでデジタルテレビが楽しめる「ワイヤレスTVデジタル」付属モデルもラインアップに加わった。
「LaVie E」は、14型ワイドの液晶ディスプレイと省スペースなボディ、そして低廉な価格帯を特徴とするスタンダードPCの新シリーズだ。
基本仕様はCeleron B800、2Gバイトメモリ、640GバイトのHDD、1366×768ドット表示に対応する14型ワイドのLED液晶ディスプレイ、DVDスーパーマルチドライブなど、オフィス業務や一般的な家庭内PC利用に十分なパフォーマンスは確保する。Office Personal 2010をプリインストールする「LE150/F1」は、実売8万7000円前後と予想される。
13.3型ワイドの液晶ディスプレイを搭載するモバイルノートPC「LaVie M」シリーズは、軽量、光学ドライブ内蔵、長時間動作で、モバイル型ながら“テンキーを搭載”する前モデルの独特な仕様はそのままに、超低電圧版CPUやBlu-ray Discドライブ、4Gバイトのメインメモリ、USB 3.0×2など、PCとしての基本性能がかなり底上げされた。
一方、前モデルに存在したワイヤレスTVデジタル付きの“テレビモデル”はラインアップより省かれ、超低電圧版Core i7-2637M(1.7GHz/最大2.8GHz)を搭載する上位の「LM750/FS」と同じく超低電圧版のCore i3-2357M(1.3GHz)を搭載する「LM550/LS」の2種類で展開する。超低電圧版CPUを軸にした省電力設計により、標準バッテリーで前モデル比で128%となる12.8時間の長時間動作を実現する。
「LaVie Light」は、キズが付きにくい“スクラッチリペア”仕様の小型軽量ボディを特徴とするミニノートPCだ。基本仕様は前モデルより大きな進化はないが、プラバーレッド、プラバーホライト、プラバーブラックの豊富なカラーバリエーションを用意し、実売6万円前後と若年層も購入しやすい価格帯となっている。
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