新生活を控え、新社会人のみなさんは期待と不安が入り乱れていることでしょう。せっかく就職できたのだから、早く仕事を覚えて結果を残し、「期待のルーキーだね」なんて先輩たちから認められたいですよね。
多くの企業では新人研修が実施され、社会人の基本的なマナーや業務内容について大量に教わるので、メモを取ることが欠かせません。しかし私が新卒のときは、先輩とのOJT(On the Job Training)で忙しくなると、慌てて書き残すのでメモのスペースが足りなくなったり、乱筆で何と書いたか読み返せなかったりと散々でした。もともと字もうまくないので、汚い走り書きを見返すと復習のやる気が削がれるってもんです。
だからもし同じようにメモ書きに苦手意識があるのなら、iPad ProとApple Pencil、そして「MyScript Nebo」の組み合わせを推したい! 最近発見した、個人的に激アツなメモ帳アプリです。
MyScript NeboはiPad ProとApple Pencil専用に作られており、簡単にメモを残せるだけでなく、手書きメモ部分をダブルタップするだけでデジタル文書に変換できる優れもの。
さらに驚いたのが、文字の削除や改行、結合、見出しなども、ペンシルのジェスチャで直感的に編集できること。例えば誤字の上をぐじゃぐじゃっと塗りつぶすと字が消え、下方向に縦線を引くと区切った文字で改行されます。アナログのメモ書きと感覚が似ており、まさにiPad Proが得意とするデジタルとアナログの融合。使っていて「おお〜」とテンションが上がります。
手書きの数式を変換して答えを出したり、簡単なダイアグラムを作ったり、写真に注釈をつけることも可能。例えば、仕事で扱う製品をiPadのカメラで撮影して、教わった機能や使い方をその場で書き込めばすぐに覚えられそうです。いい時代になったもんだ。
MyScript Neboは無料ダウンロード期間中なので(2月21日現在)、新社会人に限らず、仕事の生産性を上げたいビジネスマンは入れておくべし。
ちなみに前半に掲載した手帳の手書き画像は、Microsoftのスキャンアプリ「Office Lens」で撮影したものです。新人時代は議事録を残す役割を任されることも多いので、MyScript Neboでメモを取りつつ、会議終わりにOffice Lensでホワイトボードを撮影して、その画像とメモをWordあたりに書き出せば、ハイいっちょ議事録のできあがり。
今はこうやって頼るデバイスもあることですし、作業はどんどん効率化して、生産性を上げていきましょう。そして定時になったら空気を読まずさっさと帰って、「残業はダサい」という空気を若い人たちから作っていってください。応援しています。残業の概念がなく、ついダラダラと仕事を続けてしまうフリーランスより。
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