エプソンは9月11日、同社製ビジネスプロジェクターのラインアップに高輝度モデルやインタラクティブ機能搭載モデルなど8機種計11モデルを投入、9月下旬から順次販売を開始する。
高輝度モデルとしては、4K相当表示対応(シフト技術による)の「EB-L1490U」「EB-L1495U」「EB-L1070U」「EB-L1075U」「EB-L1060U」「EB-L1065U」「EB-L1050U」、WXGA表示対応の「EB-L1070W」「EB-L1060W」の6機種9モデルを用意。EB-L1490U/EB-L1495Uは9000ルーメン(lm)の高輝度表示をサポート、他モデルも5500〜7000lmを実現しており、大会議室や教育機関の大講堂などへの設置に適した設計となっている。
インタラクティブ機能搭載モデルとしては、フルHD(シフト技術による)表示と超短焦点投写、明るさ5000lmに対応する「EB-1485FT」を用意した。アスペクト比16:6の超ワイド投写に対応、PCレスで利用できるホワイトボード機能や、タッチ操作/電子ペンでPC操作が可能なインタラクティブ機能も備えている。
サイネージ向けモデルには、WXGA表示と明るさ3800lmを実現するランプ光源採用モデルの「EB-W50」を用意。PCレスでの映像コンテンツ表示機能を内蔵、受付などでのロゴマッピング表示や店舗でのインフォメーション、販促用途での利用も可能だ。
カテゴリー | 型番 | カラー | 明るさ | 解像度 | 価格 | エプソンダイレクトショップ販売価格 | 発売時期 |
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高輝度モデル | EB-L1490U | ホワイト | 9,000lm | 4K(シフト技術による) | オープン | ー | 2019年9月下旬予定 |
EB-L1495U | ブラック | ||||||
EB-L1070U | ホワイト | 7,000lm | 2019年11月予定 | ||||
EB-L1075U | ブラック | ||||||
EB-L1060U | ホワイト | 6,000lm | |||||
EB-L1065U | ブラック | ||||||
EB-L1050U | ホワイト | 5,500lm | |||||
EB-L1070W | ホワイト | 7,000lm | WXGA | 2020年3月予定 | |||
EB-L1060W | ホワイト | 6,000lm | |||||
インタラクティブ機能搭載モデル | EB-1485FT | ホワイト | 5,000lm | Full HD(シフト技術による) | 37万8000円 | 2019年11月予定 | |
サイネージモデル | EB-W50 | ホワイト | 3,800lm | WXGA | 8万9800円 | 2019年10月予定 | |
発表会では、2019年で30周年を迎えるプロジェクターの取り組みについて、セイコーエプソン ビジュアルプロダクツ事業部 内藤恵二郎氏が登壇。「液晶プロジェクターも時計の技術から出発しており、3LCDなどのコアテクノロジーに磨きをかけることで、国内では18年間連続でシェアNo.1を獲得しており、現在では当社のシェアが38.2%にも及ぶ。垂直統合型のビジネスをベースに、独創的なコアデバイスを自分たちで作りだし昇華していくサイクルを強化する」と語った。
同社が掲げる長期ビジョン「Epson 25」の中で、プロジェクターはビジュアルイノベーションに含まれている。今後は一般企業向けで遠隔会議や等身大の会議といったボーダレスなビジュアルコミュニケーションとして、教育市場や空間演出の市場では対前年比で大きな伸びを見せており、ここにも注力していく」とまとめた。
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