農林水産省 大臣等記者会見 2024年12月06日 - ●韓国大統領による非常戒厳令宣言 ●全国の酪農家戸数の減少
本リリースの公式ページ
https://www.maff.go.jp/j/press-conf/241206.html
江藤農林水産大臣記者会見概要
日時 | 令和6年12月6日(金曜日)8時36分~8時39分 於: 参議院議員食堂 |
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主な質疑事項 |
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質疑応答
記者
韓国の尹大統領が出した非常戒厳令をめぐる報道について、すでに解除されましたが、国際情勢の受け止めと、農林水産物の貿易に関する日本への影響を教えてください。
大臣
他国の内政に関わることですから、閣僚としてのコメントは避けた方が適切だと思います。一番地理的にも近い国で、文化的に交流も深く、貿易上でも大切なパートナーですから、私としても、関心を持っています。現時点で、食品や農林水産物への影響が出ているという報告は全くありませんが、情勢を注視する必要があると受け止めています。
記者
先日、中央酪農会議より、指定団体に出荷する酪農家の戸数が、初めて1万戸を割ったと公表されました。飼料高などにより離農のペースが加速していますが、受け止めと、今後どのように対応していくか聞かせてください。
大臣
党では、酪農政治連盟の幹事長をずっとやってきて、酪農家の方々とは交流してきました。ずっと減少傾向が止まらない、今回5.7%減って、ついに1万戸を切ったということで、一つの大きな節目を迎えてしまったと。決して良い状況ではないと受け止めています。
一方、私たちとしても、複数年にわたり脱粉の処理を積極的にやってきました。これによって、メーカーの方々が乳価を引き上げやすい環境を作りました。非常に経営に寄与していると感謝していただいています。
しかし、最近は飼料をはじめとするさまざまな生産コストが上がっています。経営がいいところもありますが、現実には苦しいところもあり、それが今回の減少にも繋がっている。減少にはいろんな事情があります。後継者がいないので今のうちに営農を止めておこうというご判断もあるし、中には経営が苦しいから辞めざるを得なかったというのもあります。それぞれの事情はまだらですが、特に生乳は、国民の皆様方にお届けする上で、国内生産をしっかり守っていくことはとても大事です。今回の補正予算にも、脱脂粉乳の在庫削減対策も盛り込んでいます。需給を安定させるため、もっと牛乳を飲んでもらおうと。そして乳製品です。私も毎日、朝は必ずヨーグルトを食べてから仕事に出ます。乳製品の消費拡大も含めて応援して、酪農家の経営を支えていきたいと考えています。
報道官
よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。
以上