金融機関向けの業務アプリケーションをSaaSで提供 - AIエージェントの仕組みも備えた環境で、初期費用を抑えて業務の効率化や高度化を支援
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金融機関向けの業務アプリケーションをSaaSで提供
AIエージェントの仕組みも備えた環境で、初期費用を抑えて業務の効率化や高度化を支援
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2025年01月23日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:新宮 達史、本社:東京都港区、略称:CTC)は、金融機関向けの業務アプリケーションとシステム基盤をサービスとして利用できる「C-NOAH(シー・ノア)」の提供を開始します。与信管理や融資支援などのアプリケーションと金融業界のセキュリティ基準に準拠するためのシステム基盤をSaaS形式で提供します。アプリケーション開発やインフラ構築にかかる初期費用を抑えて、業務効率化や高度化を支援します。3年間で30億円の売上を目指します。
大量の個人情報や取引データを管理する金融機関では、FISCガイドライン※1やPCI DSS※2などの厳格なセキュリティ要件を満たしたシステムや運用体制が求められており、その実現には高度な専門知識や体制に加え、コストの適正化も必要とされます。
C-NOAHは、金融機関の業務に必要なアプリケーションと金融グレードのインフラ基盤をクラウドサービスとして提供します。利用するアプリケーションの数と、インフラ基盤の使用量に応じて月額制で利用できるため、お客様はインフラ基盤の構築やアプリケーション開発の初期費用を抑えて、迅速に業務の効率化、高度化を進めることが可能になります。
アプリケーションは、CTCが開発した与信管理や融資業務向けのアプリケーション群から必要なものを選んで利用できます。また、AIによる議事録生成やチャット機能など10種類のAIモジュールも用意しており、お客様の業務に合わせたカスタマイズや新たなアプリケーションの開発も可能です。
システム基盤は、AWS、Azure、GCPから選択でき、用途に応じて複数のクラウドサービスを組み合わせるマルチクラウドでの構築も可能で、金融グレードのセキュリティ、システム監視、運用管理などのサービスが共通して利用できます。また、お客様が独自にアプリケーションを開発する場合には、システム基盤のみを利用するPaaS形式での活用も可能です。
本サービスでは、目的特化型モデル(SSM:Small Specialist Models)と呼ばれる比較的小規模の生成AIも利用でき、特定の業界や領域に特化した複数のSSMを組み合わせて、データ抽出やリスク分析など自社の業務に沿った精度の高い回答が期待できます。さらに、AI自身が最適なSSMを自動的に選択する「AIエージェント」の仕組みも備えており、対話の文脈、前後関係、背景、状況などに応じて複雑なタスクにも対応するシステムを構築でき、業務の効率化を支援します。
CTCは、金融業界向けの堅牢かつ大規模なシステム構築や運用で培った経験に基づき、今後も信用リスク管理、アンチマネーロンダリングなどのアプリケーションの開発を進め、金融分野におけるお客様の更なるDXに貢献していきます。
C-NOAHの提供イメージ
- ※1 FISCガイドライン:FISC(金融情報システムセンター)が定めた金融業界のシステムに関する情報セキュリティ対策の基準。
- ※2 PCI DSS:国際カード会社5社が策定したクレジットカード業界のセキュリティ基準。
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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
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