斎宮歴史博物館所蔵の美術資料を特集する特別企画展示を開催します
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令和07年02月07日
斎宮歴史博物館所蔵の美術資料を特集する特別企画展示を開催します
開館35周年記念特別企画展示「榎村寛之 学芸員35年 私が見つけたおススメ作品たち」
斎宮歴史博物館では、開館当初から35年以上にわたって、斎宮関係の美術資料や平安時代関係資料を収集してきました。本展示では、コレクション整備に35年間携わってきた榎村学芸員が、コレクションを形成する数々の資料が当館に収蔵された経緯や、資料収集時の秘話、当館収蔵後に明らかになった美術史・歴史学上の新たな発見などとともに、おススメの館蔵美術資料を余すことなく紹介します。
1 開催期間 令和7年2月22日(土)から3月23日(日)まで
休館日:2月25日(火)、3月3日(月)、10日(月)、17日(月)
2 場所 斎宮歴史博物館 特別展示室(三重県多気郡明和町竹川503)
3 開館時間 9時30分から17時まで(ただし入館は16時30分まで)
4 観覧料 観覧には常設展の観覧料が必要です。
一般:340円(270円) 大学生:230円(180円) 高校生以下:無料
※( )は団体料金
5 展示内容
開館35周年記念特別企画展示「榎村寛之 学芸員35年 私が見つけたおススメ作品たち」
斎宮歴史博物館で収集してきた伊勢物語・源氏物語・三十六歌仙等の斎宮関係の美術資料や、平安時代関係資料は、当館の展覧会を彩るとともに、美術史や歴史学の多くの新しい発見を伴い、当館の価値を高めるものともなっています。
開館35周年の締めくくりにあたり、数々の資料が当館に収蔵された「経緯」や、研究の「現在地」を紹介するとともに、「今後」への想いを込めた特別企画展示を行います。
展示資料点数 約20点
【主な展示資料】すべて斎宮歴史博物館所蔵 □は三重県指定有形文化財、※は令和6年度寄贈資料
源氏物語須磨巻絵巻(げんじものがたりすまのまきえまき) 江戸時代後期
□源氏物語図色紙貼交屏風(げんじものがたりずしきしはりまぜびょうぶ) 桃山時代
□伊勢物語図屏風(いせものがたりずびょうぶ) 江戸時代中期
住吉具慶(すみよしぐけい)画 三十六歌仙図画帖(さんじゅうろっかせんずがじょう)
江戸時代前期
源氏物語図貝桶(げんじものがたりずかいおけ) 江戸時代中期
□資経本斎宮女御集(すけつねぼんさいくうにょうごしゅう) 鎌倉時代
小右記(しょうゆうき) 江戸時代
※旧重要美術品 明正天皇宸翰(めいしょうてんのうしんかん) 江戸時代前期
※根本知(ねもとさとし)氏揮毫「源氏物語 桐壺の書」 現代
※林美木子(はやしみきこ)氏制作「源氏物語 貝覆(かいおおい)」 現代
6 関連行事
(1)斎宮学講座「斎宮歴史博物館が開拓した王朝美術史」
当館所蔵の美術資料のなかでも、収集後、美術史的な価値が高くなった資料について、当館のコレクション整備を担ってきた榎村学芸員が、資料を「発見」したときの驚きや鑑賞の楽しみ方を語ります。
日時:2月22日(土) 13時30分から15時30分まで
会場:斎宮歴史博物館 講堂
講師:榎村 寛之(えむら ひろゆき) (斎宮歴史博物館 学芸普及課)
※事前申込制 募集は終了しています。
(2)展示解説会
日時:2月22日(土) 15時30分から1時間程度
会場:斎宮歴史博物館 特別展示室
※事前申込不要
※展示解説会の参加には、当日の常設展観覧券が必要です。
7 主催 斎宮歴史博物館