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確定申告準備。寺尾聰先生のコンサートに行く。

加藤ひろゆきさん_画像 加藤ひろゆきさん 第386話 著者のプロフィールを見る

2025/1/25 掲載

 確定申告の季節がやってきた。
ワタクシはいつも、税理士事務所に丸投げだ。
領収書の入力もできず、エクセルも使えない。
ダメ人間だ。

税理士事務所は、二十年間変えていないが、経営者が四人位変わっている。税務署のOBの間で、売買されるのだ。

それでも、過去の履歴が残っているので、一旦頼むと、なかなか変更が大変だ。

・入力も全て依頼

契約時から、領収書計算も全て税理士事務所で、入力してもらうことにした。
書類の管理が上手くできず、すぐに紛失してしまうワタクシにとっては、ありがたかった。

これを自分で実施することを考えると、アタマが狂いそうになる。
坂井三郎先生もいっていた。

「まずは、自分の適性を知る」

苦手を克服するよりも、得意分野を伸ばそう。

・月ごとにファイル

クリアファイルに、毎月、領収書を入れる。
これくらいなら、ワタクシにもできる。
カード使用明細も、月別にファイルする。

・二か月に一度送付

税理士には、二か月に一度、領収書を送付する。
通帳のコピーも送付。
深夜のコンビニでコピーを実施。
混雑する時間帯だと、迷惑がかかる。

・お金の流れ

特に細かく帳簿を、付けているわけではナイ。
通帳に出金項目を、青ボールペンで書く。
見やすいからだ。

例えば、固定資産税、自動車税など。
固定資産税は、できるだけ郵便局のATMを使用。
「ペイジー」といふ、伝票をそのまま挿入して、支払うシステムがある。

電気代もコレで支払う。
税理士も計算しやすいようだ。

・ラインの活用

税理士事務所の所長と、ラインでつながっている。
深夜の質問や、写真を送るのに便利だ。
書類を送ったことをラインしなければ、入力が後回しになってしまう。

・決算の一か月前に大まかな数字

決算日の少し前に、税理士に大まかな数字を出してもらい、残りの日々で、必要なものは購入。

今回は、劣化したiPhoneを買い替え、中古のiPadを購入。
国家に対する、ささやかな抵抗だ。

☆寺尾聰先生のコンサートに行こう

一月中旬の夕方、Lineがプルリンコ。
洗練された工作員、満鉄マニアの八右衛門様(仮名)だ。

「寺尾聰先生のコンサート、行きませんか?」

四月下旬、場所は青森だ。
そう来たか。
その手があったか。

今まで、寺尾聰先生のコンサートを、東京、横浜で検索していたが、なかなかヒットしなかった。

半ばあきらめかけていた時に、幸運のLineが来た。
十秒考え、参加することにした。

・憧れの寺尾聰先生

あれは昭和五十六年。西暦1981年。
朝のCMで、ヨコハマタイヤの高性能ブランド、アスペックのCMのBGMが流れる。

寺尾聰先生の「シャドーシティ」だった。
聴いた瞬間に、アタマの中で曲がグルグルと巡る。

通学バスに乗っても脳内で流れ、バスを降りてから教室に入るまで、流れ続けた。
都会的で、なんてカッコいい曲だ。

東京のオトナは、ホテルの高層階から、雨の街を見降ろし、恋愛するのだな、と思った。
ステキだな、と思った。

「ルビーの指輪」は、横浜で大恋愛していた恋人と、渡米のため泣き別れした後、ロサンゼルスのカラオケで繰り返し唄った。

歌謡曲全盛のあの時代に、ジャズやレゲエのリズムを取り入れた。

作曲はほとんど、寺尾聰先生。
作曲家としても、天才だ。
楽器も弾ける。

憧れの歌手に会える。
オトナになってから、久々にワクワクする。

・甲斐バンドのコンサートの後悔

コンサートは、行けるときに行っておいたほうがいい。

五年位前、パンキー君と、甲斐バンド再結成のコンサートに、一緒に行く予定だった。
チケットも買い、準備をしていた。

しかし、当時始めたばかりの、ラジオの催し物が東京であった。
申し訳ないと思ひつつ、甲斐バンドのコンサート参加を、急遽、キャンセルした。

断った時のパンキー君の、電話の先の残念そうな声が忘れられない。

甲斐バンドファンだった、姉と妹に、代わりに行ってもらったが、パンキー君は、ワタクシと行きたかったのだ。

また今度行こうと約束したが、昨年の今頃、パンキー君はこの世を去った。
もう、一緒に行けなくなった。
あれが最後のチャンスだった。

・コンサート準備

しばらく聴いていなかった、寺尾聰先生のCDを、レクサスの中で聴く。
スピーカーがたくさん付いていて、音がいい。

マークレビンソンだ。
楽器ひとつひとつの音が、クリアーに聴こえる。

・航空券手配

千歳空港から青森空港まで、JALが一日三便、飛んでいる。
フライトも四十五分だ。
案外、早い。

高知・伊丹のフライトと同じくらいか?
前日に入って、街を徘徊していれば、寺尾聰先生に会えるかもしれない。

・恐山のイタコ

コンサートの翌日は、イタコに会って、亡き父と、パンキー君の降霊をしてもらうのが夢だ。

沖縄の人は、「マイ・ユタ」を持っていて、沖縄のジモッティに訊けば、いいユタを紹介してくれる。
恐山でも、推しのイタコ知っている人に、会いたい。

二十年前に亡くなった父は、ワタクシの経済状況を最期まで、心配していた。

大家で生きていること、作家とDJみたいな仕事をしていること、子孫が増えたことを伝え、この世に生まれてありがとうと、感謝したい。

アメリカで通った大学の授業料も、借りたまま亡くなった。
申し訳ない。

パンキー君には、コロナ禍で病院での面会ができず、ほとんど会話ができないまま、中途半端な別れ方になって、申し訳なかった。

晩年、もっと遊べばよかったこと、楽しい人生を一緒に歩んでくれて、ありがとうと伝えたい。
面白い青春時代だった。

CASHFLOW101
#note
1/25/2025

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※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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プロフィール

加藤ひろゆきさん

加藤ひろゆきさん

大家・作家・随筆家

□メールアドレス
cashflow101ss(at)yahoo.co.jp

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • ムービー・スターを夢見て、ハリウッドで200本のオーディションを受ける。米国スクリーン・アクターズ・ギルド(俳優協会)のメンバー。

    マドンナやジャネット・ジャクソンのミュージック・ビデオ。ホンダやコカ・コーラのCMなどに出演していた。

    渡米後六年間、頑張ってみたが、LA時代の後半は、芸能の仕事も激減、財務がタイトになり、ホームレスになる直前だった。

    乗っていたキャディラックを売却して、航空券を購入。残った200ドルを握り締めて玉砕寸前で帰国。

    その後、つとめ人として再生を試みるが、アメリカナイズされた大和魂の受け皿はなく、挫折。うだつの上がらない人生から脱却するためには、不動産が必要だと感じた。

    安い中古車に乗って資金を貯め、大家業を目指し、激安アパート経営で再生。

    生きながら解放されることを目指している。晴れた日には土地の開拓、あるいは、マシンの走行実験を実施。雨の日には随筆を綴っている。
  • 所有物件は、戸建8棟、アパート2棟、商業ビル1棟、貸店舗3棟、貸駐車場2区画、更地5区画(常時変化している)。

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