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神戸新聞社 読者の報道写真コンテスト

読者の報道写真コンテスト

第 719 回1月 の入賞者

※応募総数 350点

一席

一席

『元日の月の入り 』

川口勉

明石市の江井島海岸(1月1日)

前日が新月だったとのこと。極細の月が海面付近で屈折し、まるで「だるま新月」に。青く浮かび上がる灯台も効果的です。(キヤノンEOSR 150~600ミリ 絞りf6・3 3秒)

二席

二席

『朝焼けの奥播磨の山々 』

米沢貞雄

姫路市(1月11日)

北アルプスを遠景に望む富山のようですが、真ん中にたたずむのは姫路城。素敵な光景です。(OM SYSTEM OM―1 70~200ミリ 絞りf7.1 400分の1秒)

三席

三席

『お散歩行こうよ 』

玉置千絵

南あわじ市(1月11日)

散歩を嫌がる子牛と、ひもを力いっぱい引っ張って連れだそうとする少年の対比がユーモラスです。(キヤノンEOS kissM 55~200ミリ 絞りf4.5 1000分の1秒)

佳作

佳作

『安全への願い 』

広瀬光八

神戸市中央区のメリケンパーク(1月5日)

応募作が多かった県内各地の出初め式。放水の奥に浮かぶ帆船のマストが幻想的です。(キヤノンEOS70D 18~135ミリ 絞りf5 1600分の1秒)

佳作

『的射神事 』

和田康男

明石市の御崎神社(1月12日)

射手と観客、飛ぶ矢がまとまった構図が巧み。シャッタースピードもちょうどいいあんばいです。(キヤノンEOS5Dマーク4 28~300ミリ 絞りf11 100分の1秒)

準佳作

準佳作

『祈りと想いの数 』

山内勝

姫路市の護国神社(1月10日)

姫路・護国神社の提灯も応募作が多かった題材ですが、日中の絵は珍しく、影も効果的でした。(ニコンD850 24~120ミリ 絞りf10 160分の1秒)

準佳作

『新年ハッスル娘 』

斎寺義則

淡路市(1月10日)

ありそうな写真です。それでもあふれる元気が伝わります。新年らしい雰囲気もあります。(ニコンZ6Ⅱ 24~200ミリ 絞りf7・1 500分の1秒)

準佳作

『僕は赤鬼さんなんだ 』

明野敏行

三木市の月輪寺(1月19日)

鬼追式も人気のテーマでしたが、赤鬼役の子どもがいい表情です。困惑か悲しみか。タイトルと合わせて物語が膨らみました。(キヤノンEOSR5 24~105ミリ 絞りf18 250分の1秒)

準佳作

『投げられた松明 』

浜田修身

福崎町(1月13日)

鬼が投げた松明(たいまつ)を取り合う参拝客。子どもを抱いた親子連れの動きに躍動感があります。(キヤノンEOSR5 17~40ミリ 絞りf8 320分の1秒)

準佳作

『軒下 』

徳永直久

太子町(1月15日)

ベランダにひなたぼっこにやってきた猫。ハンガーや布団たたきなど、障子越しの影絵に味わいがあります。(キヤノンパワーショットS90 28~105ミリ 絞りf5・6 オート)

準入賞A

準入賞A

『落日風景 』

玉川博教

準入賞A

『最後はお餅それともミカン 』

銀崎宜広

準入賞A

『Golden Boy? 』

澤勝弘

準入賞A

『くぐり抜けれるかなー 』

白石正春

準入賞A

『通学バスを無くさないで! 』

藤原美義

準入賞A

『笑う門には福が 』

春名サトミ

準入賞A

『飛行機雲が虹色に 』

中村秀太

準入賞A

『なんと、鏡餅ご来光! 』

倉掛一夫

準入賞A

『正月初日の出 』

本松義章

準入賞A

『新春寒稽古 』

加藤誠司

準入賞B

準入賞B

『慶びを背負う 』

北條美和

準入賞B

『年の瀬の無人販売 』

榊義秀

準入賞B

『願いをこめて 』

福井一彰

準入賞B

『お正月 』

伊藤賢治

準入賞B

『海苔船大集結 』

尾崎郁也

準入賞B

『駅 』

本岡高志

準入賞B

『飛翔訓練 私に続いて 』

渡辺昭俊

準入賞B

『飛翔の年になりますように 』

芦田豊

準入賞B

『お正月 』

有馬茂樹

準入賞B

『かえる島の受難 』

余根田和弘

カメラアイ

独自性は永遠の課題

 新年度最初の審査は350点とたくさんの作品が寄せられました。この時期らしく、出初め式や鬼追式などの年中行事や初日の出を狙った作品が目立ちました。力作も多かったのですが、テーマが重なると審査していくうちに鮮度が感じられなくなります。

 何が主題か分かる写真に仕上げることは大切です。一方で、競争相手が多い題材の場合、いかに撮影者のオリジナリティーが出ているか―言い換えれば新たな視点を提示してくれている写真の方が鑑賞者側としては心に響くことを改めて感じました。

 私たちも毎年のように同じ行事を撮影する機会が少なくありません。技術の難易度は別にして、前年と似たような写真になることも多く、反省を迫られることがあります。きっちり撮ることは大切です。その上で、視点を変えるなど遊び心を盛り込んで新しい世界を探すことは、撮影者として永遠の命題なのかもしれません。共に励みましょう。

(映像写真部・中西幸大)


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