兵庫県の斎藤元彦知事らのパワハラ疑惑などを文書で告発した元西播磨県民局長(7月に死亡)の公用パソコンに記録されていたとされる私的文書や個人情報が交流サイト(SNS)などで拡散されていることについて、斎藤知事は2日、「情報が事実かどうかの確認を含め、第三者機関の設置を検討したい」と述べた。同日午後、県庁で報道陣の取材に答えた。
斎藤知事の支援を掲げて県知事選に立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)の「X」(旧ツイッター)アカウントと動画投稿サイト「ユーチューブ」チャンネルで、11月29日以降、元県民局長の公用パソコンに保存されていたとされるプライバシー情報のデータなどが公開された。
斎藤知事はインターネット上の情報拡散に対する受け止めを問われ、「内容の詳細は承知していないが、情報が出ていることは認識している」と話した。また、客観調査をする第三者機関を置く場合は、メンバーとして弁護士などを想定していると説明した。