13日、米ニューヨークで、トランプ政権の移民政策に反対する集会に出動した警察官(ゲッティ=共同)
 13日、米ニューヨークで、トランプ政権の移民政策に反対する集会に出動した警察官(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】ノーム米国土安全保障長官は26日、第2次トランプ政権発足後の1カ月間で2万人以上の不法移民を拘束したと発表した。バイデン前政権下だった昨年1年間の月平均から約7倍に増えたとして実績を誇示した。

 政権は摘発を担う国土安全保障省傘下の移民・税関捜査局(ICE)に加え、麻薬取締局(DEA)などにも権限を与え態勢を強化。各地で犯罪歴のある不法移民を優先して拘束してきた。今後は対象を広げる構えだ。

 一方、ロイター通信は21日、政権発足後の1カ月間で国外追放した移民は3万7660人で、前政権最後の1年間の月間平均5万7千人を下回ったと報道した。