Gmailのフィルタがインポート/エクスポートできるようになりましたね。そこで、米lifehackerでは、いくつかのフィルターを組み合わせて、使いやすいインボックスを作ってみました。ぜひ、お試しあれ。

3年前にも、Gmailの便利なフィルタ機能について紹介しているのですが、当時はユーザーがフィルタの設定を一つ一つ手動で行わないといけませんでした。それが現在では、Gmail Labsがフィルターのインポート/エクスポート機能をつけてくれたので、カスタマイズしやすくなりました。

フィルタのダウンロードとインポート

この機能を使うにはまず、Gmail Labsを有効にし、それから、Labsの設定に行きます。そこで、「filter import/export」をオンにしてください。Gmail Labsは現在のところ、日本語版からでは行けないのですが、いったん英語にして設定してから日本語に戻せば、日本語環境でも使えます。

090313gmailfilters.jpg

090313dl-icon.jpg
Labsをオンにしたら、ダウンロードボタンの上で右クリックして、「Save link as」でコンピュタに保存してください。


インポートする前に知っておくべきこと

今回米lifehackerが提供しているフィルタでは、アーカイブ削除転送ができません。なぜなら、この設定では「f/」で始まるラベルのメッセージを振り分けているだけだからです。どのラベルがどのフィルターに属しているのかは簡単に見分けることができます。

もし、「Folders4Gmail」をFirefoxのアドオン「Better Gmail 2」で使っているのであれば、下の画像でいうと、左側のようにラベルが並びます。他の場合は右側のようになります。

090313gmaillabelsfoldersandno.jpg

使ってみたくなりました?まず、「Setting」→「Filters」→「Import fliters」をクリックしてファイルをダウンロードし、コンピュータに保存してください。そして、「Open File」ボタンをクリック。

090313gmailfilter-import01.jpg

それから、リストの中でインポートしたいものを選び、「Create Filters」をクリックして、フィルターを作っていってください。

090313gmailfilters-import02.jpg

フィルターをインポートしたら、あとはあなたの好きなようにカスタマイズしいてくださいね。

オススメフィルタは以下にてどうぞ。

 

フィルタ:転送編

1)添付ファイルがついたメッセージを検索したい時 subject:"Fw: OR Fwd:"

ラベル:選択されたメッセージに「 f/forwards」ラベルを付けて転送することができます。

応用編:添付ファイルがついたメールで、家族や同僚など、一部の人から来たものだけを転送したい時には、その人のメールアドレスを「To:」で加えてください。

フィルタ:添付ファイル編

2)PDF、Office文書、MP3が添付されているメッセージを検索したい時 has:attachment

3)画像付きメッセージを探す場合 has:attachment .jpg | .jpeg | .png | .gif | .tiff | .tif

ラベルの付け方

画像付き:f/attachment/image

拡張子が .doc, .xls, .ppt: f/attachment/office docs

mp3ファイル:f/attachment/mp3

4)フィルタ:直接あなたに送信されていないメッセージ

送信先にあなたのメールアドレスが入ってないメッセージを抽出します。Microsoft Outlookでは、直接あなたに送信されていないメッセージを色分けすることができるので、この機能はそれに近いですね。

5)-to:me -from:me

ラベル:自分に直接送られていないメールに「 f/not to you」ラベルを付けます。メーリングリストなど、あなたのメールアドレスがCCに入っているものがこれに含まれます。

応用編:転送処理から排除したいメールアドレスがある場合には、「OR メールアドレス」を「From:」「To:」のボックスに入れてください。

Gmailでは、「どのメールがあなたにだけ送られているのか」というのを、インディケーター「>」や「>>」で表すことができます。Gmailアカウントで設定できるので、この機能は必要ないと感じる人もいるかもしれません。

090313personallevelindicators.jpg

フィルタ:SNSからの通知

6)ソーシャルネットワーキングサイトからのお知らせを振り分けたい時 from:"flickr | twitter | meetup | facebook"

ラベル:SNSからのメールに「 f/social networks」ラベルをつけます。

応用編:SNSから受け取りたいメールがある場合には、キーワードを加え、また、特に受け取りたくない場合は、特定のキーワードを削除してください。

フィルタ:ToDoなど、自分へのリマインダー

7)自分で自分に送ったリマインダーを探したい時 to:me from:me subject:TODO

ラベル:自分に送ったTODOには、「f/todo」ラベルを付けます。

応用編:リマインダーとして、ウェブベースの「Remember the Milk」などを使っている人は、送信者にアドレスを追加してください。

フィルタ:メーリングリストのメッセージ

特定のメーリングリストから送られてきたメッセージを振り分けたい時

8)list:better-gmail-2-firefox-extension@googlegroups.com

9)list:todotxt@yahoogroups.com

ラベル:「f/mailing list」ラベルをつけます。

メールのフィルタはとても個人的なものですよね。使いやすいフィルタを作るには、フィルタの名前に個人のメールアドレスが入ることが多いので、すべての人に受け入れられるルールを作るのは難しいというのが現実です。

今回紹介した記事が、みなさんが自分にとって使いやすいフィルターを作るきっかけになればうれしい、と元記事を書いたジーナは言っています。日本語版だと、言語を切り替えてから設定しないといけないので、一手間かかりますが、Gmailのフィルタ、使っていますか?コメント欄で教えてくださいね。

Gina Trapani(原文/訳:山内純子)

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