Excelといえばグラフですが、グラフはシート上でスペースを取ってしまうので配置場所に困る...ということはありませんか? そんな時は、グラフをセルの中に入れてしまいましょう。今回は、Excel2010から新たに追加された「スパークライン」という機能のご紹介です。

1.データを入力する

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まずはセルにデータを入力していきます。参考データは東京メトロのウェブサイトにある各駅の乗降人員ランキングを使っています。

2.挿入から「スパークライン」を選択する

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挿入タブの中からスパークラインを探してください。折れ線、縦棒などグラフの種類を選びます。

3. データ範囲を設定する

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グラフの種類を決めたら、データの範囲を指定しましょう。数字を入力したセルを選択します。

4. グラフが挿入された!

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グラフが挿入されました。列の幅を変えることで、グラフの大きさを整えてください。

5. グラフの最大値と最小値の色分けをする

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頂点(山)と頂点(谷)にチェックを入れると、最大値のものと最小値のものに色をつけることができます。色は「マーカーの色」から変更可能です。

今回紹介したTipsは、セルの中にグラフを収めて資料をスッキリさせたいという人におすすめです。資料のレイアウトは、ただでさえ様々な情報でギュウギュウ詰めになりがち。この方法を使えば、スペースの少ないページでもコンパクトにまとめられて便利ですよ。


参考文献:Excelマスターブック 2010&2007対応(伊東知代子/山田あゆみ・著、マイナビ) p.189-190

(安齋慎平)