「教授」の仕事部屋で、こんなにも個性的で快適そうなものは、あまり見かけたことがありません(筆者の大学時代の記憶をひもとく限りは)。しかし、デューク大学で心理学と行動経済学を教えている、Dan Ariely教授の仕事部屋には、明るい色の家具やハンギングチェアのような面白い家具まであります。Ariely教授は、仕事部屋の機能としてもっとも重要なのは多様性であると言っています。座り心地の良さそうな低いソファに、横になるセラピストチェア(フロイトの影響でしょうか)、スプリングつきのスツールなど、さまざまなタイプのイスがあることでも、その主張はよく分かります。また、座って仕事をするところと、立ちながら仕事をするところが分かれていたりもします。

ここにある家具すべてが表していますが、私の仕事部屋で一番大事なのは多様性です。仕事をする日は、何かひとつでも変わったことを取り入れたいと思っています(バランスボードで休憩してみたり、床に転がっている背中マッサージ器でマッサージをしてみたり)。長時間の電話会議など退屈になりそうなことでも、面白い経験に変えてくれるので、私にはとても大事なのです。

Ariely教授の研究室(仕事部屋だけでなく)に、マッサージチェアやソファのような快適アイテムがあったり、空気で膨らませたサメのおもちゃがあったりするのも特別驚くようなものではなさそうです。「楽しくて快適」というのは、仕事場とはかけ離れた言葉のようですが、参考にしてみてはいかがでしょうか。

Where I Work: An Office Full of Variety (With a Spot for Urgent Naps) | LinkedIn

Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)