socialmediatoday:Googleリーダーの閉鎖が発表されてから、世界中のブロガーやジャーナリスト、技術者たちが、代わりとなるサービスを探し求めてきました。きっとその答えは『Feedly』です。
ありがたいことに、Feedlyの開発者たちがGoogleリーダーのバックエンド(API)のクローンを作ってくれました。これで、Googleリーダーと連動していたアプリの多くは、Feedlyでも動くようになります。 とはいえ、私にとって大きな問題がひとつ残っていました。Feedlyで保存した記事をほかのアプリへリンクできないことです。
これまで私は、Google リーダーを中心に仕事のフローを作っていました。Googleリーダーの閉鎖が発表されてから、これで自分のワークフローは壊れてしまうのではと心配していたのです。しかし、そんな私に朗報が届きました。IFTTTがFeedlyチャネルの追加を発表したのです!
私は、Feedlyですべての記事をダウンロードしてから、あとで読みたい記事や、みんなにシェアしたい記事を「save for later」アイコンをクリックして保存しています。このアクションをトリガーにしてIFTTTレシピをセットアップすれば、さまざまな自動処理が可能となります。
以下に私が使っているレシピを紹介します。
1.保存した記事をEvernoteに追加する
私は、Feedlyで保存した記事を自動的にEvernoteに追加しています。あとで読みたい記事をEvernoteに保存しておけば、元記事が削除されたり、サイトが閉鎖された場合でも安心です。
2.Bufferを使って、保存した記事をSNSに投稿する
私はスケジューリングアプリ『Buffer』が大好きです。Bufferを使えば、複数のソーシャルネットワークに、日時を指定して予約投稿できます。『Hootsuite』も似た機能がありますが、Bufferのほうが簡単。また、Bufferは「スモールビジネスに必須のソーシャルメディアツール10選」の1つである短縮URLサービス『bit.ly』とも統合されています。
このレシピは、Feedlyで保存した記事を、Twitterへ投稿するBufferキューに自動追加してくれます。私は、保存した記事をすべてTwitterのフォロワーにシェアしています。賛否あるでしょうが、自分のフォロワーには、良いコンテンツをできるだけ紹介したと思っています。いわば、コンテンツキュレーターのようなものです。
3.Hootsuiteを使って、保存した記事をGoogle+に追加する
たしかに私はHootsuiteの大ファンではありません。それは、同社のURL短縮サービス『ow.ly』が好きではないからです。とはいえ、Hootsuiteは優れたソーシャルメディア管理ツールであり、人気もあります。
Hootsuiteの良い点は、その人気と普及率の高さゆえに、いち早くGoogle+やLinkedInに統合されたことです。残念ながら、Google+の個人プロフィールに標準的なソーシャルメディアから記事を投稿することはできません。Google+の企業ページを持っている人で、Hootsuiteを使って保存した記事を自動投稿したい場合はこのレシピが役に立ちます。
4.Hootsuiteを使って、保存した記事をLinkedInの企業ページに投稿する
これは、上記のレシピとほとんど同じです。下の「このレシピを使う」をクリックして、Google+の代わりに、LinkedInの企業ページを指定するだけ。ソーシャルメディアを更新するのは手間がかかります。LinkedInの企業ページは放置されがちなメディアのひとつ。そんなときはIFTTTを使って楽をしましょう。
5.保存した記事をGoogleスプレッドシートにアーカイブする
あなたはスプレッドシート中毒ですか? 私の知り合いにも大勢います! ところで、保存した記事をスプレッドシートにバックアップできるのをご存知? そう、Feedlyなら可能です。
私は、すべての企業(できれば個人も)が、データだけでなく自分たちのソーシャルメディアチャネルをすべてアーカイブすべきだと信じています。このIFTTTレシピを使えば、Feedlyで保存した記事をGoogle Docsのスプレッドシートに追加できます。こうしておけば、バックアップにもなるし、Google Driveから簡単にアクセスできて便利です。また、保存した記事を整理するにもスプレッドシートだと見やすくてグッドです。
以上、FeedlyとIFTTTを使ってRSSをターボブーストする5つのレシピを紹介しました。ぜひご活用ください!
Turbo Boost Your RSS with Feedly and IFTTT | socialmedia today
Ian Anderson Gray(訳:伊藤貴之)