カードやら、領収書やらで、財布はいつのまにかパンパン。そういうことって、良く有りますよね。

こんばんは、編集委員の早川大地です。

私もずっと二つ折の財布をズボンの右ポケットに入れて使っていたのですが、常にかさばりポケットの中はパンパン。特に夏場は暑苦しくって困るし、なにより、ポケットのなかから四苦八苦して出すのもかっこわるいなあと思っていました。

そこで、思い切って財布を辞め、マネークリップにしてみることにしました。私が試してみたのはこのタイプ、カードを数枚と、お札を十枚程度挟み込むことが出来るタイプです。

131124moneyclip_via_amazon.jpg

このマネークリップに私が入れているのは、パスモ、クレジットカード2枚、運転免許証、オフィスの入館カードです。

card.jpg

良いこと

・ポケットが軽い

まあこれは予想通り、なのですが、これが思ったより相当に快適です。またポケットのスペースが空いた分、スマホなどやちょっとした小物を入れやすくなります。

・領収書をマメに整理するようになる

マネークリップだとどうしても挟み込める量に限界があるから、やたらめったら領収書を溜め込んでしまったりしません。こまめに整理するようになり、月末に領収書整理に追われたりする頻度も減りました。

・ちょっとした無駄遣いをやめるようになる

自動販売機で何の気なしにジュースを飲んだりするのを、控えるようになります。だって、1本ジュースを買ったらポケットにまた小銭が増えるのですから。

悪いこと

・ポケットに小銭がじゃらじゃら

基本的に電子マネーとクレジットカード、を優先して暮らすようになるのですが、やはりどうしてもまだまだ現金払いのみの店も多いです。また割り勘のお会計の時は、当然現金が必要になります。まだまだ完全に小銭無しで暮らすのは無理かなあ、と。

気づいたこと

家電量販店のポイントカードなどは持ち歩かなくなるので、そういう所からも足が遠のきます。自ずとamazonなどの通販を利用するようになるのですが、これが良いことなのかどうか...。少なくとも日本経済活動には良くなさそうですね。

ただ何が、お客さんへのサービス向上なのかという意味では、ポイントカード制度も見直す時期に来ているのかもしれません。

とマネークリップ暮らし、悪いことと言えば小銭がかさばることくらいで、極めて快適です。

お金をおろしに銀行やATMに行くのって、よく考えるとすごく無駄なことのような気もします。お金という情報をわざわざ物理的な物に取り替えにいくのですから。もちろん、お札や小銭それ自体に価値はない訳ですし。

お金や財布というのは実は思ったよりもずっとレガシーなものなのかもしれませんね。現金はいずれ滅び行くものなんだなあと、マネークリップ暮らしで思いを確かにしました。

(早川大地)

Photo via amazon and financialfellow1(flickr).