ブログをやっている人、またはやろうと思ったことがある人、というのは昨今とても多いと思います。

文書を書くことや、自分の作品を世界に向けて発信することは間違いなく喜ばしいことであり、最近ではブログでお金を稼ぐことも可能です。そして既存のビジネスのプロモーションツールとしても有効に使うことができます。

それではパーソナルな、またはプロフェッショナルとしてのゴールに到達するためにブログを活用したい場合、ブログはどんな風に役立ってくれるのでしょうか? 今回はブログを始めるとどんなよいことがあるのか、ブログを始めると果たして人生は変わるのか、というお話をしてみたいと思います。

#1:新しいスキルが手に入る

ブログを運営するには様々なスキルが必要となります。ブログを設定し、運営する術を身につけておくと、そのスキルは別の場面でも有益に使えることも多くあります。定期的に記事を書くことは書く力を向上させるだけでなく、自制力を強める効果もあります

数ヶ月間ブログを運営してみると、ソーシャルメディアやマーケティング、セルフプロモーション、ビジネス、ネットワーキングなど様々な側面からの世界を学ぶことができます。

#2: 新しいコネクションが開拓できる

ブログの世界はかなりソーシャルな世界です。自分と同じ趣味を持つ人たち(他のブロガーや読者)を見つけることができ、彼らとの接点を持つことができます。

ブログを続けて行くことで世界各国に友だちを見つけることも夢ではありません。興味の対象が狭ければ狭いほど、逆に同じ対象に興味を示してくれる人の多さにあなたは驚くはずです。

#3: プロフェッショナルプロフィールが構築できる

キャリアアップを目指している場合などにはブログはとても価値のあるツールです。立派なブログを運営し、同じ業界の人たちからリスペクトされるようになれば、仕事を見つけるのが以前よりも簡単になるかも知れません。

テクノロジー系の分野または新しいメディア業界で仕事をしている場合には事情は少し異なり、ブログの著者は常にオンラインプラットフォーム(ブログ、ソーシャルメディアフォローイングなど)についての質問をエージェントや出版社から受けることになります。

#4: 副収入が確保できる、かも知れない

副収入を得るためにブログを始める方もたくさんいます。常に多くの人が訪れるブログを作ることができるなら、サイトに広告を掲載する、またはアフィリエイトリンクを貼って商品の宣伝をする(売上に繋がった場合、一部をコミッションとしてもらえる)、などによりお金を稼ぐことが可能です。

メインの仕事に加えてブログが稼いでくれる副収入があれば、そのお金を使って緊急の時に備えておいたり、旅行のために貯金しておいたり、子どもの学費に回すことができます。

#5: 新しいキャリアへの挑戦に役立つ

ブログが副収入以上の存在になる、というケースもインターネット上では珍しくありません。ここから新しいキャリアが始まる可能性も多いにあります。文章を書くことによって生計を立てたい、と昔から思っていたけれど、今は小売業の仕事をしているという場合、ブログは仕事に必要なショーケースとして、または新しい顧客開拓のマーケティングツールとして使うことが可能です。

もちろん、ブログだけで生活をしていく、ということも不可能ではありません。雇用されている状態よりも自分でお金を稼ぐライフスタイルの方が、予測不可能な今の経済状態では安全なオプションであるかも知れません。

と、ここまで読むと魅力的な話に思えるかと思いますが、ブログについて考える時に知っておくべきことが一つあります。

それは...

#6: 「ブログには1日にしてならず」

...ということです。

ブログでお金持ちになった人は確実に存在します。そして一部のブロガーはブログを始めてすぐにお金を稼ぐことができた、と主張するかも知れません。ですが、ブログを始めて一晩でお金持ちになった人は存在しません。経験豊富なブロガーですでに人気サイトをいくつか手がけているという場合を除いて、やはり読者を確保するには時間がかかります。そして必要な知識を身につけるのにも確実に時間はかかります。

ブログを書いたところですぐにお金持ちになれることは恐らくないでしょう。なので数ヶ月後にお金がどうしても必要だ、という場合にはブログ以外の方法が現実的です。

ですが、5年、6年という年月を経た後にブログがあなたをどこへ運んでくれるのか、というのはやってみなければわかりません。

この記事を読んでちょっとブログをやってみようかな、と思った方はぜひ始めてみてください!

Five Ways a Blog Could Help You Reach Your Goals (and One Way It Probably Won't) | Dumb Little Man

Ali Luke (訳:まいるす・ゑびす)

Photo via Shutterstock.