「やるべきことリスト」を作り、それをきちんと守っていれば、生産性が上がったり、人間関係がうまくいったり、自分自身が幸せになったり、といった大きな見返りを手にすることができます。今回は、やるべきことリストというより、「やるべきでないことリスト」に加えるといい13のことをご紹介します。これをするのをやめたら、毎日も人生もさらに輝くこと間違いなしです。

1. 何事においても他人を責めない

社員がミスをする、宅配業者が時間通りに配達に来ない、あと一歩のところで顧客がYESと言わないなど、一言言いたくなるような問題はいくらでもあります。時には、非難することもあるでしょう。しかし、それはあなたが十分な研修をさせていなかったり、十分な余裕を持っていなかったり、続けざまにたくさんのことを言い過ぎたりしているからかもしれません。何か悪いことが起こったら、誰かを責めるのではなく、その責任は自分にあると考えてみましょう。それから、事態を好転させるには、次に失敗しないためにはどうすればいいのかだけに意識を注ぎます。うまくできるようになったり、二度と失敗を繰り返さなければ、今よりも幸せになります。

2. 誰かと話している時は携帯をチェックしない

携帯やスマホに目を移し、「このメールに返信するから、ちょっと待って」というようなことを言ったことはあるでしょう。もしくは、詳しい説明すらせずに「待って」としか言っていないかもしれません。話すのをやめ、相手の顔も見ず、そんなことをします。話しているのが大事な相手なら、誰かと話している時はスマホをチェックするのはやめましょう。相手はあなたにもっと好感を持つようになり、そのことであなた自身の気持ちも良くなります。

3. 会議中は他のことをしない

会議室の中でもっとも賢い人になる簡単な方法は、一番真剣に会議に参加する人物になることです。会議中に他のことをするのをやめて、発言者や会議の内容に注目すると、会議の議題と参加者の両方がよく分かるようになって驚くでしょう。隠れた意図が見えてきたり、理解できるようになったり、何を準備すればいいのか見当がつくようになります。また、会社にとって代わりのいない人間になる方法も分かるようになります。

4. 人の話に口を挟まない

人が話しているのに口を挟むのは失礼なだけでなく、「あなたの言いたいことは分かるから、あなたの話は聞きません」と言っているようなものです。そんなことをされるのが好きな人なんているでしょうか? まずは相手の言うことに耳を傾けてください。そして、相手の言っていることを理解できていることを示すために質問をします。そうすると相手は喜び、自分も気分が良くなります。

5. 重要ではない人のために時間を使わない

「TMZ.com」(ゴシップサイト)に登場する有名人たちは、あなた無しでも間違いなくうまくやっていきます。しかし、家族や友人、社員などは、あなた無しでやっていけるでしょうか? 本当に大切な人たちのために時間を使いましょう。それに値する人たちです。

6. たくさんの通知で気を散らさない

メール、SMS、ツイート、いいね、などが付いたところで、それをすぐに知る必要はありません。やらなければならない重要なことがあるならば、邪魔されずにそれをやることが重要です。自分のやっていることに集中しましょう。またスケジュールは受け身にせず、自分で決めます。他人の動向は気になるかもしれませんが、自分のやっていることに集中することはとても大切なことです。

7. 恨みや泣き言を言わない

言霊という言葉があるように、言葉には力があります。何か問題が起こった時に、それに対して泣き言や恨み事を言っていても、気分が悪くなるだけで、決して良くはなりません。問題が起こっても、不満を言うような時間の無駄遣いはやめましょう。少しでも状況が良くなるように力を尽くす方がいいです。どんなに恨みつらみを言ったところで、最終的にはそれをやらなければならないのです。だったら、言うだけ時間の無駄ですよね? 今すぐ取り掛かりましょう。嫌なことについて話すのもやめます。たとえ独り言でも、自分の気分が良くなることを話しましょう。

8. 過去に未来を変えさせない

失敗は、そこから学ぶことができる、価値あるものです。学んだら、後は手放しましょう。言うは易し行うは難しかもしれませんが、意識を変えるだけです。何か失敗した時は、自分が知らなかったこと(特に自分に関すること)を学ぶ機会を得たと思いましょう。他の人が失敗をしたら、慈悲深さ、許すこと、思いやりなどを学ぶ機会だと思いましょう。過去はただの教材です。過去は間違いなく何かを伝えていますが、それが何かを定義するのは、他でもないあなた自身です。

9. 成功できると信じられるまで待たない

何か新しいことをやっている時に、成功できると確信することはありません。しかし、全力を尽くそうと心に決めることはできます。また、失敗してもまた挑戦すればいいと心に誓うこともできます。待つのはやめましょう。得られるはずのものを、思っている以上にたくさん失うことになります。

10. 陰口を叩かない

人の噂話や悪口ばかりのゴシップ人間になりたいなら別ですが、そうでなければ陰口はやめましょう。あの人はこんなことしたんだってと、本人以外との方が多く話している場合は、本人とそれについて話した方が建設的ですよね? 本人には話せないという場合は、おそらくその人について話すべきではないのでしょう。もっと生産的な会話に時間を使ってください。その方がもっと多くのことができ、より尊敬されるようになります。

11. 本当は「ノー」という時に「イエス」と言わない

同僚やお客さん、友だちなどから何かを頼まれた時は、断るのが本当に大変です。しかし、きちんと断らないと、予想以上に酷いことになります。断っても、ほとんどの人は理解してくれると思いますが、もし理解してもらえなかったら、相手のことをそこまで気にかける必要があるでしょうか? 「ノー」と言う時は、少なくともその瞬間は嫌な気分になります。しかし、本当はやりたくないのに「イエス」と言ってしまった時は、もっと長い間、嫌な気分になるはずです。

12. 恐れない

これからどうなるのか分からないこと、自力では変えられないこと、自分にはどうしようもないこと、他の人にどう思われているかなどは、誰でも怖いです。だから、すぐに躊躇してしまいます。しかし、少し時間をかけて考えてみたり、もっと詳しく調べてみたり、他の方法はないか考えてみたりしてみましょう。そうやって、数日、数週間、数ヶ月、数年が経てば、それは夢に向かっているのと同じです。

何かやってみたいことや夢見ていることがあるなら、今すぐに始めましょう。恐れる気持ちは横に置いて、とにかく何かやってみること。何でもいいからやってみること。明日が来たら、今日は二度と取り戻せません。今日という日はもっとも貴重な財産なのです。本当に恐れるべきは、その貴重なものを失うことではないでしょうか。

10 Daily Habits of Exceptionally Happy People|Inc.

(訳:的野裕子)