Buffer:私と一緒にBufferを立ち上げたLeoが、少し前に面白い提案をしてきました。「iPhoneの通知は全部オフにした方がいい」と言うのです。
普通ではない提案だったので、単純に面白いなと思いました。iPhoneのアプリですべての通知をオンにするのはとても簡単です。通知がないなんて不自然に思えるほどです。
そんなことをして一体何が変わるのだろうと、正直かなり訝しんでいましたが、Leoの提案を試してみることにしました。
私は自分の意思はかなり強い方だと思っていましたし、すでに生産性もかなり良いと思っていました。iPhoneの通知が来たからと言って、自分の仕事の流れはさほど影響は受けていないと思っていました。
通知ゼロの生活
通知をオフにした最初の週は、TwitterやFacebook、メールなどはいつものようにチェックしていました。最初の週はそこまでチェックしていなかったかもしれませんが、それでも気になって見ていたのは確かです。数週間後、私はロック画面に何も出て来ず、iPhoneが光らない状態が好きになりました。デスクトップパソコンのMac OSXの通知ですら、次の日までオフにするようになったのです。
通知ゼロの生活だと、頭の中の問題に前よりも簡単に入り込むことができるような感じがします。通知をオンに戻すまで、その時頭の中で考えていたことが通知のせいでどこかに行ってしまい、後でそこに意識を戻すのが難しくなっていることに気付きませんでした。何よりも、気分がとても落ち着きます。通知というのは、まったく重要でないことでも、何だか緊急のように感じさせます。誰かが私のFacebookの投稿に「いいね!」をしたなんて、今すぐ知る必要はないのです。
仕事に主体性が持てる
すべての通知をオフにして一番良かったのは、メール、Twitter、Facebookなどをいつチェックするかというのが、完全に自分次第になったことです。通知が来たことを言い訳にしてiPhoneをチェックすることがなくなりました。
通知を無くすということは、自分の環境をコントロールするということです。そして今、私は以前よりもっと仕事に集中できるようになりました。
意思の力に頼るのをやめる
すべての通知をオフにして良かったもう1つの理由は、意思の力や自律心にあまり頼らなくて済むようになったことです。
人間の意思力には限界があります。通知をオフにすると、通知が来る度にスマホをチェックしたい気持ちを抑えることになります。つまり、そこで浪費していた意志力を、他のことに回すことができるということです。通知を切ればすぐに完全に集中できるスーパー人間にはなる訳ではありませんが、今ではかなり多くのことをコントロールできていると感じています。
Zero Notifications: The Phone Hack That Could Change Your Productivity Forever|Buffer
Joel Gascoigne(訳:的野裕子)
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