iPhoneはモバイル界隈では最大のアプリ数を誇っていますが、それは自分にとって良いアプリを見つけるのが大変であることも意味します。そこで、米Lifehackerがイチオシのアプリを集めた「Lifehacker Pack for iPhone 2015」を参考にしてください。

※価格はすべて税込

生産性向上ツール

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Outlook

まさかこの名前が出るとは思わなかったでしょうが、米LHが選ぶiOSのベストメールクライアントは、Microsoft の『Outlook』です。統合された受信トレイ、カスタマイズできるスワイプオプション、強力な検索機能、堅実なフィルターシステムなど、メールクライアントに必要なすべてを備えています。Apple標準の『Mail』も真っ青の仕上がりですので、よりパワフルなアプリを探しているなら、Outlookをチェックしてください。

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Sunrise Calendar

『Sunrise Calendar』は米LHイチオシのiPhone向けカレンダーアプリです。無料の上、多機能で操作も簡単です。ビューの切り替えや同期機能など、カレンダーとして必要な機能をすべて備えています。中でもすばらしいのは、天気やGoogle Maps、Evernote、TripItといった他のサービスとの連携です。

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SimplenoteEvernote

iOSには、メモの取り方によって2つの選択肢があります。プレーンテキストが好きな人には『Simplenote』がベストです。すべてのノートがデバイス間で同期できて、余計な機能は一切なく、シンプルに徹しています。もう少し多機能がいいなら『Evernote』がベストな選択肢です。Evernoteの極意は、すべてを保存すること。画像を追加したり、ウェブサイトに注釈をつけたり、Todoリストを作ったり、とにかく何にでも使えます。

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Any.DO

App StoreにはあまりにたくさんのToDoアプリがあるため、自分に合うものを探し出すのは不可能に思えます。そこで、米LHは、シンプルと多機能の絶妙なラインを行く『Any.Do』をおすすめします。インターフェースはシンプルで、タスクの追加や整理が簡単です。さらに、音声でのタスク追加、タスクの延期、リストの共有や同期までできちゃいます。

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IF

『If This Then That』は、米LHお気に入りのウェブアプリですが、iPhoneアプリも同じくらいパワフルです。外出先からでもレシピを作成できるだけでなく、iPhoneの連絡先、写真、リマインダーと連携して、iPhoneのあらゆる動作を自動化できます。

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Dropbox

『Dropbox』はすでに最高のクラウドストレージサービスですが、その真骨頂はモバイルアプリにあります。ファイルブラウザとして使えるのはもちろんのこと、撮影した写真のアップロード、ファイルの編集、ほかのサービスを介したファイル共有などが可能。また、無料で簡単に容量を増やす方法もあります。

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Workflow

『Workflow』はiOS用のマクロやミニアプリを作成できるアプリです。簡単にいえば、iPhone向けの『Automator』です。ボタンをタップするだけで、カレンダーの予定を設定したり、ページをPDFとして印刷したり、再生中の楽曲の歌詞を探したりできます。

インターネットとコミュニケーション

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Chrome

デスクトップで『Chrome』を使っているなら、同期機能だけでも『Safari』から乗り換える十分な理由となります。ほかにも、デスクトップビュー、プライベートモード、スピードダイアルなど、優れた機能が豊富にそろっています。

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Google Hangouts or Skype

『Skype』は長い間、ビデオ通話の王者でしたが、近年、『Google Hangouts』が猛烈に追い上げてきています。理由はシンプルです。今や誰もがGoogleアカウントをもっており、Google Hangoutsを使うのに必要なのは、Googleアカウントだけだからです。さらに、ビデオ通話をすぐに開始できてコストもかかりません。とはいえ、VOIPの王者はいまだにSkypeであり、一般にも広く浸透しています。どちらも優れたビデオチャットアプリです。好きな方を使ってください。

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Facebook

Facebookの公式アプリでは素晴らしい体験ができますが、イベントの場所を確認したいときや、友人の電話番号を調べるとき、行列に並びながらプロフィールを更新したいときなどには特に便利です。このアプリが好きになれない人はFacebookのモバイルサイトを利用しましょう。

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Tweetbot

『Tweetbot』は米LHイチオシのiPhone向けTwitterクライアントです。使い勝手が良く、カスタマイズ可能なナビゲーション、Twitter体験を自由にコントロールできるパワフルなインターフェースなど、豊富な機能を誇っています。

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IM+

優れたIMクライアントとは、さまざまなサービスと連携し、異なる種類のメディアに対応し、デバイス間で同期できるアプリです。『IM+』はそのすべてを備えています。相手がどんなサービスを使っているかを気にせず、誰とでもチャットが可能です。

位置認識

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Google Maps

簡単に言えば、『Google Maps』はiPhoneにおいてもベストな経路誘導アプリです。無料で優れた場所検索機能があり、公共交通機関、徒歩など、さまざまなルート検索もこのアプリで完結できるので、別の専用アプリを立ち上げる必要もありません。

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iPhoneを探す

『iPhoneを探す』は昔からありますが、依然として価値あるアプリです。iPhoneが盗まれたり、どこかに置き忘れたりしてしまっても、遠隔操作で追跡できます。いろんな場所で携帯を置き忘れてしまう人には欠かせないアプリです。

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Yahoo!天気

なぜかはわかりませんが、iPhoneには膨大な数のお天気アプリがあります。米LHのイチオシは『Yahoo!天気』です。素晴らしい機能が豊富にありながら、使い勝手も良好です。レーダー、サテライト、ヒートマップなど細かい情報も盛りだくさんですが、現在の天気をぱっと見るのも簡単です。

音楽、写真、動画

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Pocket Casts

iPhoneでポッドキャストを聴くのは最高の暇つぶしになりますが、Apple標準アプリは少々使い勝手が悪いと言えます。米LHのおススメは『Pocket Casts』。一度設定を済ませれば、あとはほとんど自動でやってくれます。ポッドキャストを自動でダウンロードしてくれるし、airやWi-Fi経由でも動作します。また、ストリーミングで聴くこともできます。ほかのポッドキャストアプリに比べてはるかに便利です。デスクトップ版にサインアップすれば、ポッドキャストをパソコンとiPhoneで同期することができます。

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Camera+

『Camera+』はiPhoneの凡庸で旧式なカメラアプリを、多機能なコンデジに変えてしまうアプリです。動作も軽快で、素晴らしい写真が撮れます。それに加えて、画質を高めたり、赤目現象の防止、特殊効果など豊富な機能を備えています。携帯で写真をたくさん撮るなら、2ドル(360円)出す価値は十分にあります。

映画、テレビ

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IMDb

友人との会話中に、映画のタイトルや俳優の名前がどうしても思い出せないことってありますよね。『IMDb』なら、どんなマニアックな映画情報にもすぐに答えてくれます。

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Can I Stream It?

映画を観るために複数のストリーミングサービスを利用していますか? きっとお目当ての映画を探すのに苦労していると思います。『Can I Stream It?』はAmazonやNetflix、iTunesなどのライブラリを横断検索して、その映画やTV番組がどのサービスで見られるかを教えてくれます。もう現実のレンタルショップにはさよならです。

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Netflix, Amazonインスタント・ビデオ or Hulu

iPhoneでテレビや映画を観る方法はたくさんありますが、どれもかなり似通っています。NetflixとHuluは本当にそっくり。なので、どのサービスを使うかはどの番組を観たいかで決めればいいでしょう。iPhoneにこれらのアプリを入れて、 ようやくコンテンツを見る準備が整ったことになります。

読書とニュース

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Kindle or iBooks

iPhoneのブックリーダーアプリはどれも似たり寄ったり。いずれもモバイルで本が読めて、ブックストアと連携します。もしあなたが、別のデバイスで『iBooks』を使っているなら、iPhoneでもiBooksを使えばよいでしょう。『Kindle』にも同じことが言えますが、あなたが学生であれば、Kindleからはたくさんの恩恵を得られます。自分の状況に合わせて好きなほうを選んでください。

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Instapaper, Pocket or Readability

デスクトップパソコンのブックマークサービスも素晴らしいですが、その真価を発揮するのはモバイル上においてです。デスクトップで読みたい記事を保存しておき、iPhoneからアクセスすれば、読む場所を選びません。それぞれ長所・短所がありますが、どのサービスも素晴らしい出来です。好きなものを使ってみてください。

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Reeder

Google Readerは消えてしまったようですが、『Reeder』は依然として米LHイチオシのRSSリーダーです。最近のアップデートで『Feedly』を含む、他社のいくつかのRSSリーダーに対応しました。インターフェースもシンプルで使いやすく、あとで見たい記事を素早く保存可能。ほかのデバイスとの同期も簡単です。

健康、フード、フィットネス

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RunKeeper or Strava

ランニングアプリには驚くほど選択肢がありますが、米LHのおススメは『RunKeeper』と『Strava』です。どちらも走りを記録し、友人たちの状況をフィードで表示してくれ、目標に合わせて自由にトレーニングプランを作成できます。『Strava』のほうは、サイクリングをする人向きですので、トレーニングにランニングとサイクリングを組み合わせている人は、こちらを選ぶといいでしょう。

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Fitocracy

ランニングやサイクリングをあまりしないなら、『Fitocracy』がワークアウトの記録にぴったりのアプリです。ワークアウトにゲーム要素を取り入れることができ、コミュニティもあります。また、ウェブアプリと同期すれば、どこからでもワークアウトを記録できます。

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Sleepcycle

多くの人にとって朝起きるのは一苦労なことですが、『Sleepcycle』が少し手伝ってくれます。アプリを起動しベッドの上に置いておけば、睡眠パターンを計測して、適切なタイミングで起こしてくれます。魔法のアプリとまでは言いませんが、目覚めるのが少しは楽になるでしょう。

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Yelp

外食をよくする人は、『Yelp』をホーム画面に置いておくべきです。お店のレビューだけでなく、営業時間やサービスタイムなどの最新情報をチェックするためです。また、アプリからは多くのレストランの予約が可能です。これがあれば、ほかのアプリを入れる必要はありません。

Thorin Klosowski(原文/訳:伊藤貴之)

Image by Tina Mailhot-Roberge.