マイロハスより転載:10代20代の頃は疲れ知らずでいつもパワフル元気だったのに、30歳を超えたあたりから「毎日がなんとなくだるい」「いつもカラダが重い」「脳もカラダも ハツラツとしない」「沢山寝ているのにだるい」という悩みを抱える女性が増えています。しかしそれらの症状は「気の持ちようなのかな」とも思ってしまい、通常のカラダの不調のように、病院で検査してみよう、薬局で何か薬を買おうかなという対策に踏み切れないのも事実です。
疲れの原因を特定するのは難しい
ところが最近は「疲れ」にフォーカスした書籍が出されたり雑誌の企画ページに掲載されたりと少しずつ「取れない疲れ」対策がメジャーになってきています。
本書では疲労やだるさでどう悩み、どう工夫し、どう改善したのか、その生の声をまずお届けすることを目的としました。すぐにでも役に立ちそうな身近な解決法にあふれている本書が皆さんのお疲れライフそ手助けできる一冊になれば幸いです。
(『疲労を治す81のワザ+α』 P2~3から引用 隆矢英也 著/保健同人社 刊)
女性向けコミュニティサイトの「発言小町」内で多くの女性が疲れやだるさに関して投稿したり、アドバイスをもらったり、議論し合う内容が一冊の本にまとめられていることからも明らかなように、多くの女性が疲れに悩んでおり、もはや疲れは現代病のひとつのようです。こちらの書籍では読者からの質問にドクターが回答するページがあるのですが、それによると疲れの原因として考えられるものは「低血圧」「薬の副作用」「自律神経失調症」「睡眠時無呼吸症候群で寝不足」「婦人科の病気」「体調不良の原因に食生活」など実に多岐にわたっていて、原因を特定することは簡単ではないようです。
一方で以前は半病人のようだったのに、ちょっとしたきっかけやアイディアで元気を手に入れたという人もいます。疲労改善のカギは病院の診察室だけでなく、ごく身近な日常生活の中にもありそうです。
(『疲労を治す81のワザ+α』 P2から引用 隆矢英也 著/保健同人社 刊)
意外なものも。疲労にまつわる12の真実
日常生活の中で改善できるものもあれば、病院での何かしらの治療が必要なものもある。まずは日常生活の中で改善できるところは改善してみるのが良いかもしれません。
1.栄養ドリンクで疲れはとれない
2.うなぎを食べても疲労は回復しない
3.疲れにもっとも効く食材は鶏の胸肉
4.カルシウムでイライラはおさまらない
5.マイナスイオンでは癒されない
6.熱いお風呂に入ると疲れが倍増
7.デスクワークの疲れと運動の疲れは同じ
8.乳酸は筋肉疲労の原因ではない
9.サングラスで全身の疲れを軽減できる
10.目の疲労感は、脳の疲れが引き起こす
11.疲れが老化を促進する
12.過労死するのは人間だけ
(東京疲労・睡眠クリニック サイトより引用)
もしそれでも改善につながらない場合は受診してみてもいいかもしれません。東京新橋に「東京疲労・睡眠クリニック」が登場しました。「あなたの疲れの原因や重症度を最新の疲労医学検査法で解析。あなたの疲れに最も適した治療・ケアを行います」とサイトに掲載されていて、「何をやっても疲れがとれない」という女性にとってはその原因と対策法を見つける事ができるきっかけになりそうです。
全国的にもここ数年で疲労や睡眠に関するクリニックが増えてきています。疲れがなかなか取れない原因は日常生活の習慣の積み重ねかもしれないですし、カラダからの何かしらの病気のサインかもしれません。生活習慣を変えたり、受診するなどして、なかかなか取れない疲れから解放され、健康的な毎日を送れるようにしたいですね。
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