Inc.:失敗は人生につきものです。そのほとんどが仕事での失敗です。失敗を認めないことも多々ありますが、「失敗は成功の母」ともいいます。

失敗をすると、まるで間違ったことをしたかのような気持ちになるのが嫌で、本能的に恥ずかしいと思ってしまいます。しかし、失敗は恥ずかしいものではなく、価値あるものだというように見方や考え方が変わると、失敗を通して成功する方法が学べるということが、本当に理解できるようになります。

失敗を恥じるのを早くやめることができれば、それだけ楽に失敗を利用できるようになります。今回は、失敗の恐怖を克服して成功するための7つのポイントをお教えしましょう。

1. 失敗が問題なのではなく、学ぶためのチャンスととらえないのが問題

失敗の原因を特定し、すぐにそこから学びましょう。成功している人たちは、大抵何かしら失敗を経験しており、それを教訓にしています。失敗をよく学ぶというのは、自分の失敗を理解することです。すべての失敗に成長する可能性が潜んでいます。

2. 頭の中で考える言葉に気をつける

独り言や頭の中で考えていることは、失敗の後は特に、驚くほど自分にダメージを与えます。どのように考えるかをコントロールし、自分が価値のない人間だと思わないようにしましょう。自分を傷つけるのは一瞬にして、とにかく前向きになるようなことをして、早く元の自分に戻りましょう。

3. まったく何もしないより不完全でも何かやる方がマシ

本当の失敗というのは何もしないことだけです。何もしないことはリスクでしかありません。何もしない人は、どこにも行けません。それこそが間違いなく失敗にとどまることです。失敗を成功に変えるために必要なのは、何かをすることです。

4. 人間は過去の産物だが、失敗だけで決めつけるべきではない

過去に思い通りにいかないことがあっても、未来は思っている以上に良いものにすることができます。失敗が自分という人間を表しているような気がして、過去のことや失敗を語るのが怖い、ということがよくあります。過去のことは忘れ、未来に意識を向けましょう。

5. 成功を阻むのは失敗に対する恐怖

失敗自体はそれほど危ないものではありません。失敗に対する「恐怖」のせいで何もできなくなるのです。あらゆるタイプの恐怖と同じように、立ち向かい、向き合うことで、打ち克つことができます。何もしない恐怖が、間違ったことをする恐怖を上回った時、本当に成功への道を歩き始めることになります。

6. 着実な行動が着実な結果を生む

強みというのは、できることから生まれるものではありません。できなかったけれどできるようになったことから生まれます。転んでも、起き上がり、前に進むことを学びましょう。毎日やることが、時々やることよりもはるかに大事です。継続は力なり、です。

7. 1人で抱えこまず、助けを求める

古い(間違った)やり方に固執しているせいで失敗することもあります。悪い習慣を断ち切るには助けが要ります。1人で何とかしようと考えるのが一番よくありません。先生、コーチ、先輩、友だちなど、努力するのを助けてくれる人や、あなたが成功するために何が必要かを指摘できる経験者を見つけましょう。

失敗は自分や組織の成長には欠かせないものです。突き詰めると、成功する方法は失敗からしか学べないのです。

7 Powerful Ways to Turn Every Failure Into Success|Inc.

Lolly Daskal(訳:的野裕子)

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