Macで使える動画編集ソフトがたくさんあるのはうれしいことですが、お金がかかります。しかし、ただ編集するだけであれば、お金を使う必要はありません。iMovieでも、動画を切ってくっつけるのは十分できます。

ただ、本当にシンプルな編集ソフトでいいという人は、QuickTimeでもいいでしょう。動画をトリムするだけでなく、動画をクリップすることもできます。

QuickTimeで動画を編集する方法

サクッと動画を編集するのにQuickTimeを使ったことがある人は、「トリム」機能についてはよくわかっていると思います。

トリム機能を使うと、動画の最初や最後の部分を素早く削除することができ、録画をはじめたり、終えたりするときのバタバタした様子や気まずい動作を編集できます。

トリム機能でできるのはこれだけです。

動画の一部をクリップとして切り出さなければならない場合、動画の最初と最後を削除する以上のことをしたい場合は、iMovieを立ち上げて、ただ切り出すためだけに、動画編集ソフトを使わなければなりません。

動画の一部を切り抜く方法

しかし、実はiMovieや、「Final Cut Pro」や「Adobe Premiere」のようなもっと複雑な動画編集ソフトを使わずに済む、追加の編集ツールがQuickTimeにもあるのです。私は「Reddit」のr/MacOSの掲示板のこのポストに出くわすまで知りませんでした。

まずQuickTimeで動画を開き、最初に切り落としたいところまで動画を進め、「Command + Y」を押します。QuickTimeが読み込みを始め、再読み込みするとタイムラインに2つのクリップが表示されます。

1つ目のクリップは最初に切り落としたいところまで、次のクリップはその後から最後まで全部です。

そして、次にカットしたいところまで動画をまた進めて、もう一度「Command + Y」を押します。

他のタイムラインに埋め込む方法

うまくいくと、動画の一部を他から切り抜くことができます。今度は、このクリップをクリックして、他のタイムラインにドラッグすることができます。

たとえば、動画の頭に持っていったり、動画の最後に移動させたりすることができます。クリップをダブルクリックすると、そのクリップだけのトリミングツールが起動します。

もちろん、この手のツールで一番よく使う可能性があるのは、先ほどのように切り抜いたクリップを削除することで、それも簡単です。

クリップをクリックして選択し、他のクリップが選択されていないのを確認して、「Delete」キーを押すだけです。これで、そのクリップがタイムラインから消え、「完了」を押したら、編集した動画が保存されます。

このように切り抜いたクリップは、他にもいろいろなことができます。

クリップを選択して、メニューバーの「編集」をクリックすると、左右の回転や、上下の反転、クリップのオーディオや動画の削除(動画の他のクリップに影響を与えずに)、選択している部分の後ろに新しいクリップの追加、などのオプションがあります。

最後のオプションは、複数の動画をひとつにまとめることができるので、非常に便利です。