彼女と同棲するためには、彼女のご両親の合意を得ておくことが礼儀だといえます。今回は、彼女のご両親に同棲の許可を得るため交渉術についてご紹介。特に、「話の切り出し編」ということで、話を切り出す際のコミュニケーションに焦点を当てております。

【1】 可能ならば、事前に母親の合意を取っておく

彼女を通じて、彼女の母親のおおむね合意を取り付けることが理想的な形です。娘は母親と独特な繋がりがあり、父親抜きでさまざまな会話をしております。まずは、母親の同意を取り付けた上で、父親、母親、彼女、あなたの四者会談に持ち込めることが理想的です。母親を味方に付ければ、3(母、娘、あなた):1(父)の多数派の構造となり、交渉は容易となります。

残り4つは以下にて。

 

【2】 父親の好きな食べ物など手土産を持っていく

好意に対しては好意が返ってくるという「好意の返報性」という心理効果があります。父親に対する好意を示し、敵意のある感情を軽減することに努めましょう。好きな食べ物を貰って、嫌な気分になる人はいません。些細な心理効果ですが、この小さな積み重ねが重要となってきます。

【3】 徹底的に身なりを整える

身なりが相手に与える影響は大きいです。身だしなみを整えることによって、言葉の説得力が強化されます。というのも、心理学において「メラビアンの法則」という法則があります。この法則によって「見た目が重要」であることが示されています。同棲の正当性を語るよりも、まずは見た目の誠実さが大切なのかもしれません。

メラビアンの法則とは : 矛盾した情報が与えられたときに、人は何を優先して受け止め、話者の感情や態度を判断するのかを判断する実験です。矛盾した情報に対して、身だしなみ、言い方、言葉そのもの情報など多角的に判断しようとします。その結果、人はコミュニケーションにおいて視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%という割合で情報を受け止めるということが分かりました。心理的な矛盾を与える同棲の許可については、このメラビアンの法則は参考になるのではないでしょうか。

【4】 「○○さん(彼女)のため...」であることをアピール

あなたの幸せや要望を叶えようとする「自分のお願いを聞いてほしい」という主張から、彼女を主体とした「○○さんに幸せになってほしい」という主張になるように話を持って行きましょう。娘の幸せを願っていない親はいません。「娘に幸せになってほしい」という親としての気持ちが高まるように話を持っていく必要があります。したがって、彼女自身について話の主体として、「○○さん(彼女の前)が結婚後も生き生きとした生活を送れるように...」などと切り出してはいかがでしょうか。

【5】 同棲という言葉は使わない

「同棲」という言葉に対するイメージは、ご両親にとっては良いイメージとは限りません。従って、同棲という言葉を遣うことは避けましょう。例えば、「結婚前のお試し期間として、入籍前に一緒に生活させて頂けないでしょうか?」という表現に言い換えてみてはいかがでしょうか。【4】のポイントも加味して、「○○さん(彼女の前)が結婚後も生き生きとした生活を送れるように、結婚前のお試し期間として、入籍前に一緒に生活させて頂けないでしょうか。」と切り出すことは理想的だと考えられます。

同棲をお願いするためのご挨拶を控えている人の参考になれば幸いです。その他のテクニックがあれば、教えて頂けると大変有り難いです。

 

(スゴレン)

 

日日あらゆる営業、ご機嫌伺い、プロポーズ...オトコには、手ぶらで行けないときがある。貴男の品格を物語るオトコのための逸品の数々。「ひとことウンチク口上」付き。
『女性にもてる!男の手土産』

手土産とは貴男の品格を物語る最高の手段なのです。

¥ 1,365

remote-buy-jp2._V45733929.jpg

 

【関連記事】

伝わる話し方14ポイント

プレゼンスキルは、日々の仕事の中からつかみ取る

失敗しても、また頑張ろうという気になる9つのコツ

「ダイナミックプレゼンター」になるための7つの施策

「15~20%の法則」を使って、望みどおりの価格で買い物をしよう