料理のレパートリーを増やそうと、材料や調理器具にたくさんのお金をつぎ込んでしまったことはありませんか。米lifehackerでは、本当に必要な5つのツールと、それらを上手に使う方法を紹介しています。

もちろん、この5つだけで何だって作れるというわけではありません。最低限これだけは持っておきたいというツールと、それらをお金をかけずに上手に使う方法を集めてみました。

これらのツールに関するtipsや調査は、この記事を書いたケビンと彼のお母さん、何人かの読者から得たものです。また、以下の記事も参考にしています。

A No-Frills Kitchen Still Cooks

Kitchen essentials, and items you can pass by

Cooks Illustrated

米lifehackerのインタビュー:フードライターのMichael Ruhlman氏

では、一人暮らしを始めるときにはぜひ揃えておきたい、5つのツールを紹介しましょう。

質のいい包丁を3本と、砥石を2つ

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本当に最低限しかいらないというのなら、1000円程度で売られている刃渡り20cmでステンレス合金、持ち手がプラスチックの包丁1本でいいのかもしれません。 よくみじん切りをする人で、プロ使用の包丁が欲しかったら、三徳包丁がおすすめです。どちらにしても、買う前に持ってみて、自分の手に馴染むかどうか確認してください。なぜなら、包丁は刻むのにも研ぐのにも、使う人の手にフィットするかどうかが大切だからです。その他に必要な包丁としては、よく切れる果物ナイフ、刃がギザギザのパン切りナイフがあれば、たいていの用途をカバーすることができます。刺身包丁や、万能ナイフはまずなくても事足りるでしょう。

続きは以下からどうぞ。

 包丁の正しい研ぎ方は知っていますか?

「Popular Mechanics」で簡単な説明がありました。それによると、

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1. まず、砥石のざらざらした方の面を水で濡らすか、ミネラルオイルを塗ります。
2.次に、刃を22度から25度の角度で砥石にあて、砥石を薄くスライスするような感覚で動かしてください。
3.反対側を研ぐのもお忘れなく。
4.両側を研いだら、砥石を裏返して目の粗い方を出し、刃を尖らせるように研いでいってください。

もちろん、刃がギザギザのパン切りナイフは、研ぐ必要がありません。

お鍋とフライパンを5つ

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ここでどれだけお金を節約するかは、あなたがどんな調理方法を好むかによります。肉料理が好きで、ソースを煮詰めてからめるのが好きというわけでなかったら、安いノンスティックのフライパンが1つと、大きめのシチュー鍋、パスタがゆでられる寸胴鍋と蓋、直径30センチぐらいの大きめの鉄鍋があれば十分でしょう。ノンスティックのフライパンは、高価なテフロン加工でも、すぐにはがれてしまうものなので、メッキが既にはがれているなどの危険なものでければ、安いものでも大丈夫です。ただ、高価なものを大切に使えば長持ちし、結果として安上がりにもなるので、単価が安いものを買うときには注意が必要です。

もちろん、ロースト用鉄板や、ケーキの型、オーブン用の耐熱皿などが必要になることもあるでしょう。でも、たまにですよね。そういうときには物持ちの友人から借りたり、リサイクルショップで安く手に入れたりしましょう。

レストラン用の調理器具店、もしくはアジア系のマーケット

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Photo by star5112.
新生活を始めるにあたって、デパートで調理器具一式、特に、テレビでよく見かけるシェフの顔写真がついたセットを買うなんてことは、米lifehackerとしてはおすすめできません。質が良くてお得な買い物は、レストラン用の調理器具店にあるものです。東京だと合羽橋が有名ですよね。アメリカだと、中国系のスーパーの一角においてある調理器具にお得なものが多いです。レシピに載っている見慣れない調理器具で、次回使うことがないかもしれないというものは、安く手に入れたいですよね。

料理用のデジタル温度計

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あなたがグリルで肉を焼いて食べるのが好きだったらなおさら、温度計は必需品です。外は焦げていても、切ってみたら血が滴るようなステーキは食べたくないですよね。値段はピンからキリまであるのですが、あまり安いものだと、温度がデジタル表示でなかったり、プラスチック部分が熱で溶けたり、温度が表示されるまでに時間がかかりすぎたりするものがあるので、購入の際には注意してください。

正確で小型の秤

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Photo by advencap
料理に慣れていない人だったら、最初はきちんと材料を計量して作りたいですよね。野菜炒めやステーキなどに秤は不必要でも、オーブンでケーキを焼くとなったら必要になってきます。とても高価なもの用意する必要はありませんが、メモリがデジタルで、5kgぐらいまで量れて、容器を乗せたときにメモリをゼロにずらせるものがおすすめです。

クッキングガジェット、これなしには生きられない!というものはありますか?調理器具に関して、いい買い物をした経験、逆に失敗してしまったことなどがあったら、コメント欄で教えてください。

Kevin Purdy(原文/訳:山内純子)