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手作り作家のアトリエ、神戸市と協力

2016.5.2 08:00

KIITOでは、さまざまな展示やイベントが開催されているので、併せて楽しんで

(写真5枚)

ハンドメイド作家の活動を支援する施設「minneのアトリエ 神戸」が4月22日に、「GMOペパボ」と神戸市の協力により「デザイン・クリエイティブセンター神戸KIITO(キイト)」内にオープンした。すでに作家として活動する人、またはこれから活動をする人に向けての活動支援スペースとなる。

元神戸市立生糸検査所であった施設「KIITO」は神戸市が運営する、市民のクリエイティブな活動の交流・発展・提案スペース。神戸市の重要施策である『働き方改革の推進』の取り組みの1つとして「ハンドメイド」に焦点を当て、同社が手掛ける、22万人の作家が登録する国内最大のハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」による「minneのアトリエ 神戸」を展開することとなった。ここでは新たなハンドメイド作家の輩出や就業率の向上を目指す。

神戸出身の作家活動アドバイザー二木さん。「一人で制作するより、ものづくりを通じて作家さん同士コミニュケーションをとっていただきたい」と語る
神戸出身の作家活動アドバイザー二木さん。「一人で制作するより、ものづくりを通じて作家さん同士コミニュケーションをとっていただきたい」と語る

昨年に東京の「IID世田谷ものづくり学校」に「minneのアトリエ 世田谷」をオープンし、1年で約1万人が訪問。作家向け勉強会は予約が取れないほど人気に。「作家さんの多くは、1人でもくもくと制作していることが多く、値段の付け方や写真の撮り方など、迷ったり、悩んだりすることがあります。そういった悩みを少しでも解消できる場になれば」と、作家経験がある二木奈緒さんが、アトリエに作家活動アドバイザーとして常駐する。

米、麦、ゴマなどを使って作ったブローチ「お米のブローチ」。オリジナリティの追求や、作品へのこだわりなど、ものづくりに対しての想いも伝えていきたいという
米、麦、ゴマなどを使って作ったブローチ「お米のブローチ」。オリジナリティの追求や、作品へのこだわりなど、ものづくりに対しての想いも伝えていきたいという

「趣味で作った作品を「minne」で販売したことがきっかけで本を出版する作家さんもいます。ほんの少しの工夫で売り上げがまったく変わったりもするので、作家さん同士の交流から何かヒントを得たり、アトリエへ遊びにいらしていただき、『私もできる』とハンドメイドを身近に感じてもらえたらうれしいです」。今後は作家向け勉強会や座談会など様々なイベントを企画していくとのこと。またアトリエ内には、約30作家の商品が並べられ、普段はネット越しでしか観ることができない作品を、展示のみとなるが直接手にとることもできる。

 

ハンドメイドスペース「minneのアトリエ 神戸」

2016年4月22日(金)オープン
住所:神戸市中央区小野浜町1-4 デザイン・クリエイティブセンター204
時間:11:00〜18:00 ※月曜休、2016年4/27〜5/2・6・9・10休
電話:080-8158-5512

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