ダイセーグループのダイセーセントレックスは2月14日、安全教育の取り組みの一環として、1月28日に自衛隊式教育セミナーを開催したと発表した。
セミナーでは、陸上自衛隊で豊富な指導経験を持つ久米功記氏を講師として招き、自衛隊での体験を交えながら、安全教育の重要性について講義。セミナーには、ダイセーセントレックスの社員に加え、ダイセーグループ各社の安全品質委員が参加した。
ダイセーセントレックスには、自衛隊を退官後に入社した社員が2名在籍し、安全教育や品質管理を担当している。この人脈を生かし、2023年から自衛隊出身の講師を招いた「自衛隊式教育セミナー」を継続的に開催している。
セミナーでは、各拠点で安全教育を行う次世代のリーダーを対象に、自衛隊出身の久米氏が実体験を交えながら、自衛隊での安全教育の必要性と、実行
方法について解説。
具体的には、自衛隊で実践している任務の分析方法「METT-TC」、高い現場力を醸成するフラクタルな組織体制、そしてチームを率いるリーダーとしての心構えなどについて詳しく講義を行った。自衛隊が実際の任務をどのように分析し遂行するのか、といった考え方は、企業の安全管理やリーダーシップにも応用できる貴重な学びとなった。
なお、久米功記氏は、陸上自衛隊で富士学校普通科部教育課の戦闘教官を務めた後、第35普通科連隊で本部管理中隊長および第4中隊長として指揮を執った。さらに、教育隊長として新隊員の教育を担当。2024年に退官し、現在は春日井市役所総務部市民安全課の防災専門官として、市民の安全確保に取り組んでいる。
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