金を買うときは長期(5年)のバイ&ホールドが適当
もちろん相場商品の価格の動きは、上げも下げも、直線ではありません。3か月から6か月の短期では、長期では上げるトレンドであっても、短期では下げることも多い。
理由は、以下の通りです。
(1)上げたときの金先物買いの、数か月あとの限月までの売り戻し(金の売り)と、
(2)高値での利益確定のための、換金売りがあるから
このため金融商品の全部の相場は、長期で上げるときも下げるときも、短期価格の罫線(けいせん)では、ノコギリの歯のようにジグザグと動くのです。
NYダウの最近の推移を見てもわかるでしょう。価格の短期波動は、全部の金融商品(株、債券、国債、金、デリバティブ)に共通な特性です。
金では、株の先物売買とは違い、3か月や6か月の短期売買はお勧めしません。短期では下がることも多いからです。金を買うときは長期(5年)のバイ&ホールドが適当でしょう。2020年からの金価格は、コロナショックが、これから与えてくれる恩寵に思えます。
個人投資家、GPIF、かんぽ生命、郵貯、政府、日銀、銀行、生損損保も、日米の株、国債、通貨のポートフォリオを減らして、いまから金を、株価や国債の下落ヘッジとして買っておけば、年金基金の破産、金融機関の破産、個人の資産の、株と不動産価格からの減少を避けることができ、資産余剰も生じるでしょう。
危機は既存のものの臨界点(量的な増加が質の悪化になる地点)で生じます。そのとき、次世代の戦略にアフターコロナのチャンスが生じるでしょう。
20世紀の中央銀行
米国が、今ももつ基軸通貨の特権
二度の石油ショックの原因は、米ドルの価値信用の低下だった
金ドル交換停止のあともドル基軸が続いた理由
1980年の金価格高騰(1オンス800ドル)
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