『ギラつく性欲、うねるカラダ。』吉沢明歩

 どこまで卑猥になっていくのだろう。彼女はもはや、我らがアイドル「あっきー」を超える存在になりつつある。売上げ、活動年数、主演本数がトップなだけではない。本物のセックスを知り、本物の快感を伝える、本物のオンナになっていく。今回の作品を観てそう強く確信した。

 大量の玩具を前に、淫らなまで顔を歪ませ快感に溺れていく姿。あやしげな媚薬を進んで飲みほし、恍惚の表情で男を貪る姿。そして、カメラさえ景色の一部としかとらえていない本能のセックスを魅せつける姿。その全てが恐ろしいほど魅惑的。数年前、初めてあった日に「私のセックスで世の中の性意識を変えて、性犯罪をなくしたい!」。そう語ったおぼつかない唇が、今では煩悩を全てを飲み尽くすほどの力に満ちている。彼女に肉棒を差し出す男がまるで子羊のようだ。

「汗だくで交わって、本気で感じている私の表情を見ていてほしい」

 数日前に会った彼女は女優であり、作家であった。大きすぎる使命を華奢な肉体で果たす、ひとりの女でもあった。その目は本作のタイトルのようにギラつき、さりげないしぐさに雌くさい匂いを感じた。

 本作の最後、男を味わうような目をして絶叫を極めた彼女。汗と愛液と精子にまみれながら痙攣する肉体が、何より饒舌にセックスのなんたるかを語っているように感じた。
(AV評:文月みほ)

◆メーカー:MAXING◆品番:MXGS-200◆時間:120分◆価格:2980円

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