世子の妃が禁じられた双子を出産してから数年後。王の孫であるイ・フィは自分と同じ顔をした宮女に出会うが、それを聞いた母から厳しく口止めされる。
死んだ兄弟に代わり、涙ながらに世孫となる運命を受け入れるタミ。顔に発疹が出た患者に脅され、急いで薬材を見つけなければならないチョン・ジウン。
もう二度と会うことはないだろうと考え、ジウンを生かしておくことにしたフィ。だがその後、王宮内をうろついているジウンの姿を目にして驚く。
新しく自分の司書に任命されたジウンを何としてでも追い出したいフィは、ジウンにさまざまな難題を命じる。フィを王宮の外に連れ出すイ・ヒョン。
もっと宮中のことを把握すべきだと世子に助言するジウンだが、その言葉が王宮内に思わぬ混乱を招く。世子を試すため、ある方法を思いつくチャンウン君。
フィの机で見覚えのある書を見つけ、不思議に思うジウン。その後、捕らえられた友人を何としてでも救いたいジウンは、フィに助けを求めるが...。
明国からの使臣団を迎えるにあたり、重要な役目を果たして王の信頼を得ようとするフィ。だが、賓客である太監の目に余る行いに、怒りを募らせていく。
涙に暮れるフィを抱きしめ、優しい言葉でなぐさめるジウン。太監の宿所で怪しい者を目にしたヒョンは、ジウンと協力して太監の秘密を探り始める。
大妃から一刻も早く妃を迎えるように言われ、頭を抱えるフィ。昨晩のことが頭から離れないジウンは、自分の心が激しく揺れ動く理由を知る。
二人きりの時間を過ごした後で、ジウンに答えを告げるフィ。世子の妃選びが始まり、候補に選ばれたシン・ソウンとノ・ハギョンは王宮を訪れる。
都を離れて医院を開いたジウンのもとを訪ねるヒョン。チャンウン君の暴挙に怒り心頭のフィは徹底的に責任を追及するが、そのことで思わぬ苦境に陥る。
世子の廃位を求める声が高まる中、皆の前で自分の判断を伝える王。再び王宮にやってきたジウンは、何があっても自分が守るとフィに約束する。
直接言及することなく、自分の秘密をジウンに明かすフィ。野望を実現する時が来たと判断したサンホン君は、未来の王のために行動を起こす。
床入りの日を迎えるフィとハギョン。秘密裏に王の傷の手当てを続けるという目的のためだけに、サンホン君が実権を握る王宮に再び仕えるジウン。
朝廷を牛耳る祖父を抑え込むため、水面下で計画を進めるフィ。姿を消していたキム・ガオンが王の前に再び姿を現し、驚くべき事実を口にする。
重要な帳簿をさがしに出かけたユン・ヒョンソルは、命をかけて王との約束を果たそうとする。ある事をきっかけに、フィの正体に気づくウォンサン君。
フィとジウンが親密な仲だといううわさが王宮内に広まる。そのことで自分の息子に危害が及ぶことを恐れたチョン・ソクチョは、強硬手段に出る。
王の廃位を狙うウォンサン君の企みを知ったヒョンとサンホン君は、それぞれに行動を起こす。たった一人で祖父との戦いに挑む覚悟を決めるフィ。
王になるという覚悟、そして王としての素質をサンホン君に対して示すため、人としての情を捨てるウォンサン君。譲位に向けて動き始めるフィ。
怒りに燃えるサンホン君と、何としてでも王位を手に入れたいウォンサン君が結託。大勢の兵を引き連れ王宮に攻め込み、あたり一面を血の海へと変える。