おはよう 関東甲信越
- 2024年12月13日
いくつ知ってる?渡り鳥“あるある” お笑い芸人・レイザーラモンRGさんと行く!冬のバードウォッチング 東京上野・不忍池
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冬は多くの渡り鳥が、シベリアなど寒いところから越冬のため、日本にやってきます。
そのため、1年の中でもっともたくさんの種類の鳥が見られる季節。
今回は、日本野鳥の会会員歴15年以上の「鳥マニア」、レイザーラモンRGさんと、東京・上野の不忍池へ。
冬のバードウォッチングならではの“あるある”と、その楽しみ方を教えていただきました。
冬の渡り鳥がずらり!不忍池は「鳥の楽園」
12月の初旬、RGさんと訪ねたのは上野恩賜公園の中にある不忍池。
ここには、秋から春にかけて、カモを中心におよそ10種類の渡り鳥がやってきます。
水鳥を見てください!空を飛ぶ野鳥と違って、近づいてもあまり動かない。
ゆっくり観察することができるので、バードウォッチング初心者には本当におすすめなんです。
RGさんの「推し鳥」は?水辺の「渡り鳥“あるある”」も
<キンクロハジロ>
金色の目・黒い体・白い羽をした“キンクロハジロ”。僕の大好きな水鳥です。
ユーラシア大陸で繁殖し、秋から冬に日本に飛来します。
特徴は何と言ってもこの顔!寝ぐせのようにツンツンした頭と、金色で目つきの悪い感じがたまらなくかわいい!
ぜひ、キンクロハジロの顔に注目してほしいですね。
<オナガガモ>
名前の通り、オスの尾羽が長いのが特徴。
オスは胸と腹が白く、翼と尾は黒。メスは全体に褐色で胸から下には黒い紋が入っています。
つがいを探す恋の季節にオスは羽色を美しく変化させます。
オスとメスで姿が違う。これは“カモあるある”です!
<ユリカモメ>
不忍池にはユリカモメがたくさんいました。
ユリカモメは雑食でいろいろなものを食べるので、水辺があればどこまででも行く、アクティブな鳥なんです。
時々足輪がついているユリカモメがいますが、これは環境省などが、移動距離や移動ルート・寿命などの生態を解明するためにつけているんですよ!
ユリカモメ、調査で使われがち!これも“あるある”です。
RGさんのマイブーム!? “潜った水鳥 場所当てゲーム”
“潜水カモ”と呼ばれるキンクロハジロやホシハジロなどは、エサを取るために10秒以上も潜ることがあります。
そこで、潜ったらどこに出てくるかを予想すると、バードウォッチングがより楽しくなるそうです!
時々、潜ってもぜんぜん出てこない水鳥がいるんです。
気が付くと、ものすごく遠くにいたり…
ちなみに僕は一度も当たったことがないんですけど、一人でよくやっている遊びです!
親子でぜひ楽しんでほしいですね。
冬は柿の木の下で野鳥を待つべし!
今回は水鳥を中心にご紹介しましたが、RGさんがおすすめする冬のもうひとつのバードウォッチングスポットが、「柿の木」。
実が柔らかく熟していると、メジロやシジュウカラなどが必ずやってくるそうです。
この日やってきたのは、ヒヨドリとメジロ。
メジロは体が小さいので、他の鳥が食べ残したおこぼれをついばみにやってきました。
柿の木を見つけたら、まず気配を消して、葉っぱや枝が動くところを見てください。
特に鳥たちの活動が活発な早朝がねらい目です。
オレンジ色の柿の実に鳥が映えて、いい写真も撮れますよ!
これこそ冬のバードウォッチング“あるある”、「冬鳥 柿突きに 来がち!」
ぜひ、楽しんでみてくださいね。