【カルボナーラの作り方】牛乳・全卵を使った簡単レシピをプロが解説

全卵使い切りで手軽に作れるカルボナーラのレシピです。卵に火を通しすぎないことが失敗を防ぐポイント。火を止めた状態で卵液とパスタを絡めることで、なめらかに仕上がります。

〈材料（2人分）〉

• ブロックベーコン…120g　※厚切りベーコンでも可
• 卵…2個
• 粉チーズ…大さじ6（約36g）
• スパゲッティ…160g
• オリーブオイル…大さじ1
• バター…大さじ1
• 牛乳…1/2カップ
• 粗挽き黒こしょう…お好みで

• パスタのゆで汁…1/2カップ

〈作り方〉

1　ベーコンを切る

ベーコンは1cm幅に切り、1cm角×4cm長さの棒状に切る。

〈POINT〉
ベーコンは、スライスではなくブロック、または厚切りがおすすめ。食べ応えが出ると同時に、炒めることで旨みがたっぷり出る。

2　卵、粉チーズを混ぜ合わせておく

ボウルに卵を割り入れ、溶きほぐす。粉チーズを加え、混ぜる。

3　パスタをゆで始める

鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩少々（分量外）を入れ、パスタを袋の表示時間より1～2分短くゆでる。

〈POINT〉
パスタは湯からあげた後も余熱で火が入るので、ソースと絡める時間などを考慮して、芯が少し残った状態で湯から引き上げるとアルデンテに仕上がる。

4　ベーコンを炒める

パスタをゆでている間にフライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、1のベーコンをカリカリになるまで炒める。

5　バター、パスタのゆで汁、牛乳を加える

4のフライパンにバターを加えて溶かし、パスタのゆで汁、牛乳を加え、沸騰しない程度に温める。

〈POINT〉
パスタのゆで汁を加えることで、ソースに程よい塩気が付くと同時に、ベーコンの旨みがパスタになじみやすくなる。牛乳は沸騰すると分離しやすいので、温めるのは沸騰直前の状態までにとどめること。

6　ゆで上がったパスタを加える

ゆで上がったパスタを加え、さっと混ぜたら火を止める。

〈POINT〉
パスタはゆでたての熱々の状態のものを加えて。もし、先にゆでるなどして冷めてしまっていたら、パスタを加えた後も混ぜながらしばらく加熱し、牛乳が沸騰する直前まで温めてから火を止めるといい。

7　卵液を加え、手早く絡める

6のフライパンに2を加え、トングなどで手早く絡める。

〈POINT〉
フライパンを火にかけた状態で卵液を加えると、卵がかたまってダマになってしまうことがあるので、火を止めた状態で行うこと。あらかじめ牛乳とパスタが温まっていれば、余熱でとろみがつく。しばらくしてもソースがサラサラしている場合は、フライパンを弱火にかけ、様子を見るといい。

8　器に盛り、黒こしょうをふる

器に盛り、粗挽き黒こしょうをふったらカルボナーラの完成。

〈POINT〉
カルボナーラの名前は、炭焼き職人からきていると言われ、炭のように黒こしょうをたっぷりふると、より本格的な仕上がりに。

生クリームで作る、より濃厚なカルボナーラのレシピです。ベーコンの代わりにパンチェッタ（豚バラ肉の塩漬け）を、粉チーズの代わりにパルミジャーノ・レッジャーノをすりおろしたものを使うことで、奥深く、コクのある味わいを実現！

〈材料（2人分）〉

• パンチェッタ…120g　※厚切りベーコンでも可
• 卵…2個
• パルミジャーノ・レッジャーノ（すりおろし）…大さじ6（約36g） ※粉チーズでも可
• スパゲッティ…160g
• オリーブオイル…大さじ1
• 生クリーム…1/2カップ
• 粗挽き黒こしょう…お好みで

• パスタのゆで汁…1/2カップ

〈作り方〉

1. パンチェッタは1cm幅に切り、1cm角×長さ4cmの棒状に切る。
2. ボウルに卵を割り入れ、溶きほぐす。パルミジャーノ・レッジャーノを加え、混ぜる。
3. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩少々（分量外）を入れ、パスタを袋の表示時間より1～2分短くゆでる。
4. パスタをゆでている間にフライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、❶をカリカリになるまで炒める。
5. ❹のフライパンにパスタのゆで汁、生クリームを加え、煮立たせる。
6. ゆで上がったパスタを加え、さっと混ぜたら火を止める。❷を加え、トングなどで手早く絡める。
7. とろみがついたら器に盛り、粗挽き黒こしょうをふる。

■余ったパスタは冷凍できます！

【パスタ冷凍】ゆでた麺を美味しく保つテク＆お弁当にもおすすめ3レシピ