高知出身の広末涼子(28)が、来年放送のNHK大河ドラマ「龍馬伝」にヒロインとして出演することが12日、分かった。福山雅治(40)演じる主人公坂本竜馬の初恋の相手として知られる平井加尾を演じる。加尾は、竜馬の友人で土佐勤王党に参加した土佐藩士、平井収二郎の妹で竜馬より3歳年下だった。また司馬遼太郎さんの人気小説「竜馬がゆく」では、土佐藩家老の娘でありながら身分を超えて竜馬を愛した女性として登場するお田鶴のモデルといわれている。

 広末にとって大河ドラマの出演は、03年「武蔵

 MUSASHI」に1話だけ登場して以来。本格的な出演は今回が初めてとなる。「武蔵」の収録取材の場でも「いつか地元高知のヒーロー坂本竜馬を題材にした作品に出演してみたい」と話しており、念願をかなえた形となった。

 高校入学まで高知市内で育ち、今も両親は同市内に住む。長い休みがあると帰郷することも多く、名物よさこい祭りにも毎年のように参加している。郷土愛の強い広末だけに、「龍馬伝」では熱演も期待され、注目の配役として話題を集めそうだ。「龍馬伝」には、加尾のほかに、妻となったおりょうや姉の乙女など竜馬に大きな影響を与えた女性たちも登場する予定。

 [2009年5月13日7時0分

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