135期ルーキーの恵良琴美(17=福岡)は、年齢が年齢だけにあどけなさは残るが、芯は強いと見える。

序盤2走でいずれも6着に敗れたものの「どんな条件でも対応できるようにしないと駄目ですね」と悔しさをにじませた。その口ぶり、どこかで聞いたことがあるなと思ったら支部の先輩、渡辺優美にそっくり。話を向けると「私、選手になる前から(渡辺)優美さんに憧れてたんです。そっくりと言ってもらえてうれしいです」と愛くるしく笑った。恵良も渡辺と同じ17歳になる年にデビュー。似たような境遇だけに憧れの存在でもあり、目標でもある。「いつか優美さんのようになれれば…」。今後、レーサーとしての成長を温かい目で見守っていきたい。