東急東横線渋谷駅、地上ホーム営業終了
駅の混雑緩和に期待
東急電鉄東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が16日早朝に始まるのを前に、東急・渋谷駅は同日未明、85年続いた地上ホームでの営業を終えた。
16日午前0時54分ごろ、最後の上り列車が満員の乗客を乗せて4番線に到着。駅構内を埋め尽くした鉄道ファンや駅係員らが拍手で迎えた。約2分間停車した後、回送列車として駅を出発すると、ファンから「ありがとう」などと声が上がった。
最終列車に代官山駅(東京・渋谷)から乗車した男性会社員(45)は「最後の列車に乗ることができて感慨深い」と笑顔で下車した。
東横線と副都心線の相互乗り入れで渋谷駅で乗り換えの必要がなくなったり、駅の混雑が緩和されたりすると期待されている。