在来線福井駅の改札そばで土産店「福人喜」がオープン
福井県の並行在来線「ハピラインふくい」の福井駅改札そばで土産店「福人喜(ふくにんき)福井駅店」が12日、オープンした。地元の菓子類や工芸品のほか、通勤、通学客を想定したおにぎりや弁当も取りそろえる。新幹線の開業で人通りが増えた駅中で鉄道利用客を取り込む。
出店した場所は旧JR西日本の切符販売窓口で、開業後しばらくはハピラインの窓口として活用されていた。ハピラインふくい(福井市)の小川俊昭社長は「ここは福井駅のちょうど真ん中にあるいい場所。にぎわってほしい」と期待を込める。
店舗を運営する大津屋(福井市)はコンビニエンスストア事業のノウハウも持つ。同店は福人喜とコンビニ「オレンジボックス」の一体型店舗とし、土産物需要とコンビニ需要の双方をつかむ考えだ。
駅中の商業施設「くるふ福井駅」に入居する土産物店は早朝に営業していないところも多い。福人喜は営業時間を午前6時〜午後9時とし、早朝に新幹線を利用する人の手みやげ需要を取り込む。