海から二酸化炭素(CO2)を回収する「ダイレクト・オーシャン・キャプチャー(DOC)」が実証段階に入ってきた。米スタートアップのCaptura(キャプチュラ)は米カリフォルニア州で小型プラントを稼働させた。スティーブ・オールダム最高経営責任者(CEO)はNIKKEI GXの取材で、「(2026〜27年の)商用段階では回収コストを直接空気回収(DAC)の半分にする」と語った。主なやりとりは以下の通...
【DAC】大気中のCO2、直接回収 カーボンクレジットに
脱炭素に関する各国・地域や民間団体の動きは速く、新たな概念やルールが次々と登場しています。「GX Keyword」はサステナビリティーの担当部署に限らず、幅広い部門で働く方の参考になる基礎的な用語を簡潔に整理して紹介します。原則として金曜日に掲載します。 ダイレクト・エア・キャプチャー(Direct Air Capture)の略で、大気中から直接、二酸化炭素(CO2)を分離・回収する技術を指す。大
「大気からCO2吸収」、バイデン政権が4500億円
【ヒューストン=花房良祐】大気から二酸化炭素(CO2)を吸収する「ダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)」が米国で実用化に向けて動き出す。バイデン政権は国内4カ所に拠点を設置する計画で、5年間で補助金35億ドル(約4500億円)を投じる方針だ。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が4月にDACの活用が温暖化防止に不可欠だとの認識を示しており、世界的に技術競争が激しくなりそうだ。 米エ
LNG冷熱でCO2回収 日揮HD、実証装置開発に着手
日揮ホールディングスは液化天然ガス(LNG)が気体に戻る際に生じる「冷熱」を使って、大気中から二酸化炭素(CO2)を分離回収する実証装置を開発すると発表した。2027年度にも設計を完了し、29年度までに運転開始をめざす。設備の費用などを見極め、商用化を模索する。 大気中のCO2を年50トン回収する「ダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)」の装置の設計やコストの試算を始める。すでに年1トン回収す